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用意されたお米は四種類 おかずによって、お米の種類を選ぶのも一興 こころまいと読む。プラチナ通りの入口の二階、カウンターと半個室風テーブル席。佐賀県小城郡三日月町七島の「ヒノヒカリ」、兵庫県篠山丹波「コシヒカリ」、山形県最上鮎川村の「夢ごこち」など、四種類用意されているお米から選ぶ。それぞれに、香りの強いものや、硬めのもの、甘みが強いものなどの特徴があるので、店の方の説明を求めるといい。注文してから萬古焼きの土鍋で炊かれるご飯は、約一合、三膳分ほど(各九百五十円)。蓋を開ければ、艶やかに光輝くご飯が早く食べろと誘う。最初は塩を振りかけて甘みを感じ、次はお新香と、その次はおコゲの香りを楽しみ、最後は土鍋に湯を注ぎ、湯桶にして食べるといいだろう。またおかずによって、米の種類を選ぶのも一興。いりこだしの信州味噌と昆布、鰹節だしの赤だしの二種類の味噌汁も申し分なし。大分県三年熟成梅干し、四万十海苔の佃煮、京ちりめん山椒、自家製粕漬け四種による「お供四種」八百円、お造り類や蓮根、牛蒡、さつまいも、じゃがいも、まこもだけ、赤ピーマンなどによる「十種野菜きんぴら」八百円、「メンチカツ」千三百円などおかずや肴も充実。また優しい甘みを抽出した「お米のポタージュ」七百五十円、玄米おコゲをクルトンに見立てた「ほろ苦野菜の玄米フレンチソース」などもおもしろい。「季節の炊き込みご飯」千八百円。「玄米」、「雑穀」各九百五十円も魅力。遅い時間は、お茶漬けと簡単な惣菜中心。 心米 毎月その時期時期の最適な銘柄をブレンド 京都紫野の米店が出店。青山三丁目「プラザ246」の地下一階、ダイニング居酒屋風の落ち着いた店内。お米は毎月その時期時期の最適な銘柄をブレンド。全国のお米を調べつくしたという、店主上田哲生氏の選別。特注の釜で一人前ずつ炊かれる「銀しゃり」は五百円。炭を入れて約三十分、細長い釜で固形燃料にて炊かれるが、蓋を取れば、釜自体がそのまま茶碗として機能するすぐれもの。テーブルで蒸されるご飯をじっと待ち、蓋を開けた瞬間の白い湯気と辺りに流れる香ばしい香りはたまらない。その他特筆は、千円で半年間キープできるマイ糠床。五十年の糠床で、前日に電話すれば野菜を入れてくれるという仕組み。栗や鰺を使った「季節の炊き込みご飯」六百八十円、おにぎりのために仕立てたお米で作った「焼きおにぎり」百二十円もおすすめ。きんぴら七百八十円、だし巻玉子八百八十円、日向地鶏焼き九百円とほとんどの料理、肴類が千円以下。 上田米殻店 テーマは、昔の人々が食べていたまっとうなご飯 自家製干物で人気を得ている、麻布十番と銀座に店を出す「あん梅」の新店。テーマは、昔の人々が食べていたまっとうなご飯。干物売場を通って店に入ると、カウンター越しに目に入るのが、紅殻で焼きつけた竈と炭火の炉。竈には羽釜が置かれ、薪がくべられている。ここで炊かれるご飯が滅法うまし。艶やかにピンと立ったご飯は、一粒一粒が自立しながら一致団結し、ほどよく硬く、かみ締めるごとに甘みがにじみ出る。噛む喜びを思い出させてくれるご飯である。例えば昼の「鰯の丸干し定食」二千五百円を注文すると、丸々太った鰯の丸干しが店頭の干物売場から運ばれ、炉の火にかけられる。そして今はもう、ほとんど見かけることのない木製の氷冷蔵庫からひらめの切り身が取り出されてお造りにされ、菜の花白和え、焼き蒲鉾、さつまいもとくわいの天ぷら、だし巻玉子、煮大根とともに、箱に盛られる。そして焼き立ての鰯、ご飯、味噌汁、お新香。質素ながら、実に贅沢になってしまった、昔の当たり前の食事である。 ぎん香 ご飯の友が百五十円からお茶漬け類やおにぎり類も充実 清潔感あふれる定食屋さん。「昼おひつ膳」千円は、おかずに焼き鮭か鯖味噌煮を選び、しじみの味噌汁、お新香、もみ海苔、煮豆、玉子焼きがつく定食。毎朝精米するお米は、減農薬有機栽培の、淡い甘みが優しい岩手県江刺産ひとめぼれか、もっちりと甘い新潟長岡産コシヒカリ。週替わりで提供される。木曾さわらのおひつの蓋を開ければ、立ちのぼる香気が涎を呼び、腹を鳴らす。まずは熱々ご飯をほおばり、次に脂ののった魚でご飯、ご飯。海苔をかけて一口。終盤は塩をもらって一口、海苔とお新香でお茶漬けにしてシメなどとしているといくらでも入ってしまう。さらに危険なのは、紀州梅干し、黒豆納豆、ひじき五目煮、ほうれん草胡麻和えといったご飯の友が百五十円〜二百円で用意されているので、追加注文すれば、心ゆくまでご飯を楽しむことができる。お茶漬け類やおにぎり類も充実している。 おひつ膳 田んぼ 代々木店 おいしいご飯のために店を開いて十四年 全国のお米に精通した村田米店店主・村田文夫氏が、おいしいご飯のために店を開いて十四年。基本は居酒屋だが、充実した釜飯を楽しみに来客が絶えない。ご飯でまずおすすめが「白米小釜炊き」千円。お米はその季節に合わせたブレンドだが、柔らかめがいいとか、コシヒカリだけで食べたいとか、香りの高いのがいいなどの注文も可能で、炊き具合もおコゲを強めにといったリクエストもできる。分厚い特注アルミ小釜で、アルカリイオン水にて炊かれたご飯は二膳分。重い木の蓋を取れば、一粒ずつ立った輝くお米が現れ、かぐわしいお米の匂いが食欲をあおる。最初の柔らかき一口。うっすらと狐色になったおコゲ、貝開けナイフのようなものでこそげ落とす香ばしいおコゲ。お米を食べたという充足感に満たされるは必至。釜飯は、五目、カキ味噌醤油味、栗、穴子(各千五百円)、うにいくら釜飯二千円など約九種。カミカツ、豆乳湯豆腐、蕪風呂吹きなど変化に富んだ料理も用意されている。 和食 むら田 なだ万の経営するモダン和食店 なだ万の経営するモダン和食店。長野県北佐久郡の契約農家から玄米で仕入れるコシヒカリを、胚芽を残して毎日精米。丹念に研いだお米を、注文後に雲井窯・中川一辺陶作の土鍋にて炊く。ワゴンでサービスされる土鍋の蓋を取った瞬間、湯気とともに甘い香りがほわりと顔を包む。艶やかに光り輝くお米は、一粒一粒が立って、口に含めば、もっちりとした噛み応えで、やさしい甘みが広がる。二杯目以降のおコゲも香ばしい。老舗料亭譲りの丁寧な仕事による、筑前炊きやだし巻玉子をおかずにじっくり食べたいご飯だ。昼ランチ二千六百五十円〜。夜アラカルトのみ。 スーパーダイニング・アプローズ JAの経営による店 お米のおいしさを普及する目的で作られた、JAの経営による店。全国のお米を厳選して、月替わりで提供。朝、昼、夜と分けてアルカリイオン水で炊く。さば味噌煮、粕漬けなど昼定食(七百円〜)もいいが、朝定食も魅力。特に豆の旨味が際立つ宮城県の大粒納豆「川口納豆」のほか小鉢、味噌汁、お新香がついた「あじの開き定食」四百八十円など、朝からおいしいお米を食べる幸せが享受できる。 純米亭
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