ドイツ料理
ボリュームたっぷりの料理を多彩なビールで味わう
いよいよ来ますドイツワールドカップ。
ここは一つ、多彩なビールとボリューム豊かなドイツ料理で、
盛り上げようじゃありませんか。 |
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ツム・アインホルン
日本随一との呼び声高い
素材の味を生かした繊細な皿
シェフ野田浩資氏は、一九八七年赤坂のドイツ文化会館に『クライゼル』を出店、常連であったメルセデス・ベンツ・ジャパンの社長や幹部に、本社のある六本木の同ビルに出店するよう懇願され、援助を受けて、九四年に開店した。
典型的なドイツ料理を多く揃える同店では、一見雑に見えるドイツ料理を、素材の味を生かした繊細な皿に仕立て、日本随一との呼び声が高い。
一年を通じてのスペシャリテは、四月中旬から六月上旬の太く香り高いシュパーゲル(ホワイトアスパラガス)、六月下旬から八月下旬のペッパーリンゲン(きのこ)、十月から二月までの、鹿や野鳥類によるヴィルト(ジビエ)料理。いずれも、野太く優しいドイツ料理が堪能できる。
前菜では、タマネギの優しい甘みが凝縮した「タマネギのパイ」、フランクフルト、白い仔牛肉と若い豚で作られたミュンヘンヴァイスブルスト、ニュールンベルグが盛り合わされ、ハニーマスタードやデュッセルドルフ特製のマスタードが添えられた「三種ソーセージの盛り合わせ ザワークラウトとポテトサラダ添え」二千六百円、厚みのある身肉に穏やかな旨みのソースを添えた「ニシンのマリネ サワークリーム風味」がいい。またクミンを利かせて丁寧に作られたザワークラウト、ほどよい酸味が全体を覆ったポテトサラダといった脇役陣も美味。
主菜の前にぜひ味わいたいのがスープ類。滋味に富んだビーフ主体のコンソメにスパイスを利かせ、水餃子パスタを浮かべた「マウルタッシェンスープ」八百五十円、トマト風味の温かみのある味わいに仕上がった、ジャガイモや牛肉などがシチュー風に入れられた「グラッシュスープ ハンガリー風」八百円がお薦め。
主菜ではぜひ「アイスバイン」四千七百円を。時間をかけて、丹念に作られた豚スネ肉は、赤々しく、食欲をそそる。脂が優しく、噛み締めるごとに、穏やかな滋味が滲み出る。デザートも豊富で、「シュトゥーデル」などがお薦め。ワインの品揃え豊富。マダムの物腰の柔らかい接待がいい。ドイツ人客比率が高し。
ツム・アインホルン
港区六本木1-9-9 六本木ファーストビルB1F
tel.=03-5563-9240
営業時間=11:30〜14:00、17:00〜22:00
定休日=日曜・祝日(土曜は夜のみ営業)
ローゼンタール
ドイツ料理に限らず幅広く揃う料理
ワインの種類も豊富
銀座で二十年、「イシバシ・コレクション」のアンテナショップとして続く老舗格の小体なドイツワインバーを、店主島田由美子氏が二〇〇三年に引き継いでリニューアルした。ご主人は、狭い厨房で孤軍奮闘、店を一人で切り盛りする。
まずは、自家製キュウリのピクルスやチーズの如き石川県の豆腐味噌漬けで、豊富なワインを楽しんではいかがだろう。分厚いフライパンで出される「ドイツソーセージとジャガイモ、 茸」は、チョリソ、生クリーム入りのヴァイスヴルスト、ニュルンベルガーが二本ずつとジャガイモ、エリンギ、舞茸、ニンニクなどが盛り合わされる。「塩豚と白インゲン豆のペンネ」は、とろとろに柔らかくなった豆の甘みと一週間漬けた塩豚の旨みが調和した素晴らしき逸品。「自家製塩豚入りまめまめコロッケ」千七百八十円は、 白インゲン豆、レンズ豆、ジャガイモ、炒めタマネギ、胡桃によるタネに、ビゴのパンで作った細かいパン粉を付け、オリーブオイルで揚げる。食べた瞬間に思わず笑みがこぼれるおいしさ。その他「ジャガイモと蓮根のドフィノワグラタン」千三百六十円、「シュークルート」二千五百二十円、「カスレ」二千七百三十円などドイツ料理に限らず、幅広く揃える。ワインは約六十種類。
ローゼンタール
中央区銀座7-11-11
tel.=03-3574-8758
営業時間=18:30〜23:00
定休日=日曜・祝日
アルテ・リーベ 東京
東京では老舗格のドイツレストラン
オペレッタやドイツ民謡など店内大合唱
銀座コリードー街にて四十年前に開店した、東京では老舗格のドイツレストラン。四年前に新橋に移転した。ドイツ風のがっしりとした木の椅子、二十人は座れる中央の長テーブルといった内装は、前店の雰囲気を引き継いでいる。
まずは、フルーティーですっきりした飲み口の小麦上面醗酵ビール「エルディンガーヴァイスビア」や、切れ味のいいホップの「ヘニンガー」の生ビールで乾杯。
前菜では、定番の「ニシンの白ワイン漬けリンゴのサワークリーム添え」千二百円がいい。ニシンの厚い身にほどよく酸味が染み渡っておいしい上に、サワークリームのコクとリンゴの爽やかな甘みや酸味が加わる。「ホワイトアスパラサラダ」千二百円は、絶妙に硬く茹でたアスパラにヴィネグレットソースがかかる。甘いハニーマスタードを添えた「ヴァイスブルスト」を始めとしたソーセージ類も質が高い。
スープでは、「ドイツ風青豆スープ」八百円を。ジャガイモと豆の甘みに、ベーコンの風味が加わった素朴な味わいに頬が緩む。
主菜では「カセラーリッペン」(豚背肉の燻製)二千三百円がお薦め。凝縮した豚の滋味と脂の香りにほどよい燻の香りが加わった、豚肉燻製料理の醍醐味が味わえる。また肉に染みた酸味がいい、ドイツ風ビーフシチュー「ザワーブラテン」二千八百円、黒パンを添えた「タルタルステーキ」三千二百円などもぜひ。
毎晩数回ステージがあり、民族衣装姿の男女歌手数人がオペレッタやドイツ民謡などを歌い、店内は常連客中心に大合唱となる。
アルテ・リーベ 東京
港区新橋2-12-5 池伝ビルB1F
tel.=03-3519-7007
営業時間=17:00〜23:00
定休日=日曜・祝日
バーンズ・バー
雰囲気は完全にドイツ
ビール、ワインが豊富に揃う
「グーテンアーベント! ハーイ、元気ですか」。
店に入るとビール腹の店主ベルンド・ハーグさんがにこやかに声をかける。夜が更けるにしたがって混み合うが、そのほとんどがドイツ人で、全員が大声で談笑し、外に目を向けなければ、雰囲気は完全にドイツである。
生ビールは、小麦ビールで甘い香りがある「ワイエンシュッテファーナ」、「エルディンガーヘル」。ホップ味を抑えた洗練のピルスナーは「イェバー」や「ビットブルガー」。その他瓶ビール、ワインも多数用意される。
主菜では、各種ソーセージ類を始めとして、マッシュルームクリームソースがかけられた、仔牛肉のソテー「イェガーシュニッツェル」千八百円や、そのチリソース版「チゴイナ・シュニッツェル」(付け合わせはドイツ風パスタのスペッツレかポテトを選択)、「ザワーブラテン」、アルザス地方のピザ「フラムクーヘン」など。カリカリに揚がった甘いポテト、酸味をきっちり利かせたザワークラウトなど、付け合わせもいい。
バーンズ・バー
港区六本木5-18-1 ピュア六本木ビル2F
tel.=03-5563-9232
営業時間=17:00〜翌2:00
定休日=日曜・祝日
フィーハウゼン
どの皿も量はドイツ並み
値段はリーズナブル
テーブル四卓、カウンター三席の小体な店を、ご主人一人で切り盛りする。
「ミュンヘンヴァイスブルスト」七百五十円は、ほんのりとした香りと上品な味わいがある正統派。「仔豚のロースト 田舎風オーブン焼」千円は、堂々たる一皿で、コラーゲンがしっとりと歯や唇にまとわりつく。豚肉のクヌーデル(団子)添え、クミンをかすかに利かせたブラウンソースで。ザワークラウトは千切りではなくざく切りで酸味をしっかり利かせてあり、キャベツの甘さも残ったおいしさを、ほのかなクミン香がアクセントする。
その他クセがあるので万人受けはしないが、好きな人も多い「レバークヌーデルスープ」(レバーの団子をビーフコンソメに浮かべた)六百円、巨大「アイスバイン」四千円もお薦め。
どの皿も量がドイツ並みで、値段が安い。
フィーハウゼン
中野区中央4-6-10
tel.=03-3384-1017
営業時間=11:30〜14:30、18:00〜23:00
定休日=日曜・祝日
アイヒェン・プラッツ
珍しい瓶ビールが揃う店
希少なものもあり
ドイツビール、ワイン、ソーセージなどの輸入商社「ザート商会」が都内に数店舗経営する店の一店。
元締めだけに珍しい瓶ビールも揃う。例えば下面醗酵ながら、無濾過で酵母やたんぱく質がそのまま残って濁った、香り高く複雑味のある「ダーセンフランツ ケラビア ナトゥーアトリューブ」など、希少なものも。
「ソーセージ盛り合わせ」二千四百円は、フランクフルト、ボックブルスト、ヴァイスブルスト、チョリソ。主菜では、カリッと香ばしくキツネ色に揚げられた「ウィンナーシュニッツェル」、茹でた豚肉に、とろりとした旨みの深いソースを加えた「ゲコッヒテス シュバイネ フライシュ」がお薦め。
アイヒェン・プラッツ
港区赤坂5-5-11 赤坂通り50番ビル2F
tel.=03-5545-6623
営業時間=11:30〜15:00、17:30〜23:30
定休日=日曜・祝日(土曜は夜のみ営業)
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