ホテルの朝食
非日常の空間で味わう
極上のブレックファースト
ホテルの朝食を、宿泊者だけの幸せにさせておくのはもったいない。早朝会議のパワーブレックファーストや出勤前のデート、徹夜でがんばった自分へのご褒美に、贅沢気分を享受してみるのはいかがだろう。 |
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コンラッド東京 東新橋
バラエティ豊富なブッフェ
美しい器、心地よいサービスが朝の清々しさを創出
二〇〇五年七月、ヒルトングループの最高級ホテルとして浜離宮を見下ろす地にオープン。朝食は、二十八階の「セリーズ byゴードン・ラムゼイ」で。室内は入り口近くのガラス張りの部屋、半個室の二人用テーブル、外を望む奥の部屋と三分割されているが、朝食は奥の部屋がなんといってもお奨め。開放感伴う七メートル高の天井を持ち、床面から天井までの窓から差し込む陽光が快適。
朝食は、「コンチネンタルブレックファースト」二千八百円(税サ込み)と「イングリッシュブレックファースト」三千四百円(税サ込み)の二種。前者はブッフェ。後者はブッフェプラス一皿。シトロンフレンチトーストやベーコンやソーセージ、ポテトつきのオムレツ他の卵料理、パンケーキといった一皿が選べる。
例えばその一つ「エッグベネディクト」は、イングリッシュマフィンの上にほうれん草とハム、ポーチドエッグ、オランデーズソースがかけられてグラチネされた正統のものが二つ。半熟具合も精妙。いずれの皿もこれだけでお腹が一杯になるほどのボリュームがある。
ブッフェもバラエティ豊富。オレンジジュースは香りよく、温度も冷えすぎていない。その他はグレープフルーツ、パイナップルにアップル。まずは、ヨーグルトにオートミール、フルーツやナッツを混ぜた、ミュズリーからいってみてはいかがだろう。日本のホテルではなかなか見かけないものだ。スモークサーモンの質はよく、生ハム、ロースハム、サラミと揃えられたハム類も上質。その他、カプレーゼ、新鮮なサラダ類、杏やプルーンを添えたチェダーやレッドチェダー。果物は苺、アメリカンチェリー、スイカなど七種にリンゴとマスカット、ナッツのシロップ漬け。
和食は、葛あんをかけた豆腐、温泉卵、そばが用意されている。そばは今一つながらあんのダシはいい。パン類は、クロワッサン、各種マフィン、ブリオッシュ、全粒粉、デニッシュ類など豊富。特筆すべきはイギリス正統薄い薄いトースト用のパンが、胚芽入りと白と二種用意されていることで、これを傍らのトースターでカリカリに焼いて、ハムを載せたり、苺やリンゴ、マンゴなどのコンポートを載せたり、目玉焼きを載せたりすると楽しいことこの上なし。
スタッフのサービスは物腰柔らかく、笑顔がきれいで、よく目が届き、上質で心地よい。ビレロイ&ボッホの皿類、サンボネの銀器、イッタラのカラフルなボウル、ボタムのフォルムの可愛いポット類、いずれも美しく、朝の清々しさを創出する。
セリーズ by ゴードン・ラムゼイ
港区東新橋1-9-1 コンラッド東京28F
tel.=03-6388-8000
営業時間=7:00〜23:00(朝食[平日]〜10:30、[日曜・祝日]〜11:00)
年中無休
マンダリンオリエンタル東京 日本橋
「アウェイク」「エナジー」「ゼン」
朝食はオーダー制で三種類
地上約百九十五メートルの日本橋三井タワーと、隣接する重要文化財・三井本館に二〇〇五年十二月オープン。朝食は三十八階の「ケシキ」にて。二方向に大きく開いた窓から陽光が差し込み、眼下には日本橋のビル群が森のように眺められる。
朝食はブッフェではなく、オーダー制で三種類。いわばコンチネンタルスタイルの「アウェイク」二千八百円(税サ込み)、それに卵料理がついた「エナジー」、和食の「ゼン」いずれも三千五百円(税サ込み)。卵二つを好きな料理法かオムレツ、エッグベネディクトから選べる。まず最初にアペリティフとして運ばれるのはもろみ酢。石垣島の柔らかく自然な甘みが抽出された酢である。次に好みのジュース(オレンジ、グレープフルーツ、アップル、日替わりベジタブル)が運ばれる。オレンジジュースは、香り、温度とも最適。質が高い。次に料理を載せたプレートとパンが運ばれる。卵料理の一つ、エッグベネディクトは、マフィンの上にアスパラガスとたっぷりの蟹の身を載せ、卵、オランデーズソースをかけてグラチネし、トリュフを散らした豪華版。ソース、卵、蟹がぶつからず、見事に出合ってうまし。添えられるは、甘いベークドポテト、あっさりとしたチキンソーセージと、平たく均等にクリスピーに仕上げられたベーコン。ハーブ類も混ざったサラダの葉類も瑞々しく、オレンジ風味のビネグレットもよい。おしむらくは、ビネグレットがかけられているだけの点。また半熟卵は、食べやすいようヒビを入れてエッグスタンドに立てられる。中は完璧。黄味はとろりと甘く、白身も固まりすぎず。
パンはクロワッサンやデニッシュの焼き立てベーカリーか三種のトーストから選べる。自家製のマーマーレード、ミラベル、フランボアーズのジャム類が、香り高く、パンを引き立てる。
最後に、フルーツ盛り合わせが。ある日は、梨、パイナップル、イチジク、メロン、ブドウの盛り合わせ。「オレンジ風味のプチパンケーキ」、「ココナッツパーム入りフレンチトースト」各千二百円という魅力的なアラカルトもあり。
ケシキ
中央区日本橋室町2-1-1 マンダリンオリエンタル東京38F
tel.=03-3270-8800
営業時間=6:00〜23:00(朝食〜11:30)
年中無休
ザ・リッツ・カールトン大阪 梅田
心が行き届いたスマートなサービス
具を選び目の前で仕上げてくれるオムレツは上等
ヨーロッパの歴史とラグジュアリーを伝える高級ホテル。朝食は、一階のイタリアンレストラン「スプレンデイード」で。ゆったりと取られた客席。広い木製テーブル、籐と木の椅子、樹木をかたどったシャンデリア、間仕切りに飾られたガラスの飾り壺など、重厚感と温かみが漂う空間。
朝食は「ブッフェ」三千七百九十六円、定食は「コンチネンタル」二千二百五十四円、「和食」三千七百九十六円。アラカルトは充実しており、「サーモンのグリル ショロンソース」二千十七円、「ブレックファーストステーキ」二千二百五十四円など多彩。
ブッフェ料理は、田舎のキッチン風小部屋にずらりと並べてある。入って左が各種パンコーナー、その隣が常に搾りたてが置かれる、オレンジジュースとグレープフルーツジュース、その前の島がスイカ、パパイヤ、メロン、ライチなどの果物類、チーズ類、サラダ類、ハム・ソーセージ、スモークサーモン。真ん中は、コックが注文に応じて作る卵料理のコーナーと同様に注文によって焼かれる、パンケーキとワッフル。右の島は、ホットディッシュで、ベーコン、ソーセージ、ラザニアコロッケ(トマトソースの味わいがいい)、細切りにした芋によるグラタンドフィノワ、鱈と鮭のグリルなど。その横がご飯と味噌汁。入り口右横が、四種のドライフルーツとバナナ、蜂蜜やヨーグルトコーナーとなっている。マッシュルームやチーズ、ピーマンなどの具を選んで目の前で仕上げてくれるオムレツは上等。また濃厚すぎないトマトスープ。「オオカミの桃」だろうか、北海道産のトマトジュース、ミニチョコクロワッサンがおいしい。魚のグリル、ベーコンは向上の必要性あり。
皿を下げるときや置くときに、「失礼します」と言わない、ヨーロッパでは当然の給仕に、他のホテルとは違うスマートさあり。例えばコーヒー用に熱いミルクをもらうと、完璧な熱さのミルクを運んでき、「もしよろしければ、カフェオレもご用意できますので申しつけください」などと。サービスが淀みなく、よく目配りし、心が届き、心地よいひと時を過ごせる。
スプレンデイード
大阪市北区梅田2-5-25 ザ・リッツ・カールトン大阪1F
tel.=06-6343-7020
営業時間=6:30〜22:30(朝食〜11:30)
年中無休
パーク・ハイアット東京 西新宿
四十一階から東京を一望する贅沢な時間
アラカルトのお奨めは「フレンチトースト」
朝食は四十一階「ジランドール」にて。広々と客席が取られたモダンかつ静謐な空間で、百七十五メートルの高さから一望する東京を従えた、贅沢な時間が待っている。
「ブッフェ」二千八百円、ダイニングの中央に並べられた料理は、大皿ではなく小皿に盛られ、常に補充されて、冷たい料理は冷たく、温かい料理は温かく保たれている。ガーニッシュやヨーグルト、パンなど基本的な点に魅力が光る。バーチャミュズリーは、オートミールナッツ、ヨーグルトにオレンジとグレープフルーツが加わり、よりいっそうおいしさに深みあり。果物が上に載っている。ヨーグルトもプレーンの他、ラズベリー、マンゴーの三種と都内他ホテルより充実。各種ドライフルーツをシロップ煮にしたドライフルーツシチューやドライアップルなども珍しい。プロシュートなどのハム類も質が高い。チーズはフレッシュ中心。メロン、キウイ、オレンジ、スイカなど果物は七種。瑞々しいサラダもぜひ。
アラカルトでお奨めしたいのが、「フレンチトースト」千円。前日から準備したというフレンチトーストは、スフレのようにふっくらと膨らんで卵液が均等にしっとりと染み込んでいる。上等な卵焼きを食べているようでもあり、優しい卵の甘みが口いっぱいに広がって、うっとりとなるのは必至。その他「エッグベネディクト」千七百円、オムレツ類も優れている。
サービスもスマートで実に快適。
ジランドール
新宿区西新宿3-7-1-2 パーク・ハイアット東京41F
tel.=03-5323-3459
営業時間=7:00〜23:00(朝食〜11:00 ※ブッフェは〜10:30)
年中無休
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