東京の手土産 マカロン編
味わい深く見目も愛らしい
手土産の決定版
フランスのメレンゲ菓子マカロンは、ふんわりとした口当たりの軽い焼き菓子。一般的には卵白と砂糖を泡立てたメレンゲに、細かく砕いたアーモンドや木の実を混ぜ合わせて一口大に焼き上げる。イタリアで生まれ、十六世紀にフィレンツェからアンリ二世のもとに嫁いだカトリーヌ・ド・メディシス姫によって伝えられたマカロンは、フランスで花開き、様々なスタイルを生み出した。東京でいただけるマカロンは、間に様々な風味のバタークリームを挟んだ「マカロン・パリジェンヌ」スタイル。色彩豊かな種類と可憐な姿、人を驚かす豊富な味わい、手ごろな価格と、手土産に最適。
今東京で輝く、優れたマカロンをご紹介。
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ピエール・エルメ・パリ 青山
スイーツ界のピカソによる
フランス料理のエスプリを痛感させる傑作
現代フランスパティシェ界のスーパースター、スイーツ界のピカソと呼ばれるピエール・エルメ直営のブティックとサロン。
陽光の降り注ぐガラス張りのブティックに陳列されるは、約十種類。季節によって種類が変わる。
ふっくらと盛り上がり、縁のピエ(足)のぎざぎざが可愛いマカロンは、直径四・五センチ、高さ二・五センチ。
まず何よりの魅力は生地。サクッと軽い音が立つと、歯が包み込まれるように、しっとりとした生地に食い込んでいく。生地を食べる喜びにあふれたマカロン。そして存在感のある生地と中のクリームやガナッシュ(チョコレートをクリームと合わせ柔らかくしたもの)の出会いに陶然となる。断層面に現れる三層の色のコンビネーションも圧巻。
バニラ入りホワイトチョコレートガナッシュ「ヴァニーユ」は、薄卵色の表皮とバニラビーンズが沢山散らされた生成り色の生地、半透明なクリームからなり、驚くほどのヴァニラの香りに魅了される。ホワイトチョコレートとオリーブオイルの「オリーブ」は、黄緑の表皮、コバルトグリーンの生地、苗色のクリームからなる鮮やかさで、オリーブオイルの香りとホワイトチョコのコクの調和に驚かされる。オレンジの表皮の「マンダリン」は、マンダリンの香りと中に挟んだマーマレードの濃密の甘い共鳴にピンクペッパーがアクセントする逸品。その他、マロンと抹茶の相性に驚かされる、マロングラッセ入り「マロン抹茶」、レモンの香りにうっとりと目を閉じる「シトロン」、ローズピンクの表皮から目を覚ますような薔薇色の生地と乳白色のクリームが現れる、バラの香り豊かな「ローズ」、ジャスミンティー風味のホワイトチョコレート「ジャスマン」、「カラメル」、「ショコラ」など、フランス料理のエスプリを痛感させる傑作が揃う。
「マンダリン」は二百九十四円、他は二百三十一円。白とライトブルーのモダンなメッセージカード二種類あり。
ピエール・エルメ・パリ 青山
渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山1・2F
tel.=03-5485-7766
営業時間=11:00〜21:00(バー・ショコラL.O. 20:30)
※日・祝〜20:00(バー・ショコラ L.O. 19:30)
不定休
ラ・メゾン・デュ・ショコラ表参道店
さっくりと軽い生地、
たっぷりと挟まれたガナッシュのバランスが見事
ご存知、一九七七年創業の当代随一の高級チョコレートショップ。マカロンは五種類六個の詰め合わせで千六百円。チョコレート色と透明な細長い箱に焦げ茶のリボン。紙袋はチョコ色の地に焦げ茶の文字と紐。ちなみに保冷剤袋も焦げ茶に金色の店名シールが貼られ、実に上品。
マカロンは直径四センチ、高さ一・五センチ。表面が実に滑らかで凹凸が一切なく、惚れ惚れするほど美しい。さっくりと軽い生地に対しガナッシュが多めに挟まれ、そのねっとりとしたガナッシュの魅力に酔いしれる。バランスも見事。
バニラの誘惑が滲み出る薄黄色生地と焦げ茶色のガナッシュが織り成す味と色合いのコントラストが素晴らしい「グワヤキル」。チョコレートの品格にうっとりとなる「キト」。コーヒーの苦味と重みが舌にしなだれる「ロメオ」。驚くほど高いフランボワーズの香り漂う、薔薇色のあでやかな生地が美しい「サルバドール」。キャラメルのほろ苦さと温かい懐かしさに塩味を利かせた「リゴレット」。シャンパーニュに添えて贈ってもいいだろう。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ表参道店
港区北青山3-6-1 ハナエ・モリビル1F
tel.=03-3499-2168
営業時間=10:30〜19:00
年中無休(年末年始除く)
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ
皮はサクッと中はしっとり、
そしてクリームという理想的な構造
代々木上原時代より卓越したケーキ作りで、魅了してきた名店。
基本のマカロンは五種類。直径四センチ、高さ二センチ。ピエは少なめ。透明な細長い箱に、金の縁取りの瑠璃色のリボンがかけられる。 皮はサクッと中はしっとり、そしてクリームという理想的な構造。
甘さ控えめで高い香りが妖艶な「レモン」。コーヒーの苦味と甘みのバランスがいい「カフェ」。噛んだ瞬間、紅茶の香りがふわりと高まる、ベージュ色の生地に紅茶葉が点在する「アールグレイ」。噛むにつれてショコラの味わいが募っていく「ショコラ」。甘みと香りに果実の強さ感じ取る、桃色の「フランボワーズ」。各二百十円。
イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ
渋谷区猿楽町17-16 代官山フォーラム2F
tel.=03-3476-5211
営業時間=11:30〜19:30
定休日=火曜(祝日の場合翌水曜)
ホテル西洋 銀座
ラム酒漬のレーズンとバタークリームを挟んだ
個性的でユニークなマカロン
ホテル地下一階「ケーキショップ」の人気商品。赤い紐が片がけされ金文字が記された、品が漂う白い正方形の箱。薄黄色のペーパークッションに寝かされたマカロンは、レンガ燈が描かれた透明セロハンに包まれる。その名は「銀座マカロン」。
直系六センチ、高さ一センチの薄いマカロンに、ラム酒漬のレーズンとバタークリームを挟んだ、レーズンウィッチのような個性的でユニークなマカロン。薄焼き煎餅のような生成り色の表面にカリリと歯を入れれば、しっとりしたきめ細やかな食感。上質なバターのコクと香り、ラム酒の香り、アーモンドプードルの香りがバランスよく交錯する。季節によりメロンなどの期間限定商品があり、十月末まではコーヒー味のマカロン。六個入り千三百六十五円。
ホテル西洋 銀座
中央区銀座1-11-2-B1F
tel.=03-3535-1111
営業時間=11:30〜21:00
年中無休
グルメブティック メリッサ
自家製コンフィチュールと
厳選素材を使用
リーガロイヤルホテル東京一階。金文字で店名が記された白い箱を開けると、ピンクのペーパークッションに包まれた直径三・七センチ、高さ一・四センチの可愛らしいマカロンが現れる。カリッとした表皮、フカッとした食感のしっとりとした生地。素材の主張が強いクリームが調和している。
ミルクチョコレートを上半分にコーティングし、ガナッシュを挟んだ「ショコラ」。同じく桃色に色づけたホワイトチョコをコーティングし、自家製コンフィチュール入りクリームとフリーズドライの木苺を挟んだ、香りと酸味が胸を突く、ピンク色の「フランボワーズ」。ピスタチオの香りと、挟まれた杏の甘酸っぱさがハーモニーを魅せる「ピスターシュ・アプリコ」。ねっとりとしたクリームにシナモンが香る「シナモン」。その他アールグレイの香りが豊かに流れる茶色の「アールグレイ」、さわやかな酸味と色目がマッチする「レモン」など。全体的にしっかりとした甘さ。季節によるマカロンもあり。一個百七十円〜百九十円。
グルメブティック メリッサ
新宿区戸塚町1-104-19 リーガロイヤルホテル東京1F
tel.=03-5285-1121
営業時間=10:00〜20:30
年中無休
和光チョコレートサロン
お奨めはチョコレートの質の高さを
感じさせる「ショコラ」
直径約八センチというサイズのマカロンは、サクッとした皮を破ればしっとりとした生地に包まれている。一番のお奨めは「ショコラ」。チョコレートの質の高さを感じさせる濃密さで魅了される。その他、ソフトな口当たりと繊細さを感じさせる「バニーユ」、薄桃色が愛らしい「フランボワーズ」の計三種。一個五百二十五円。
また、和光 別館一階の「和光グルメ&ケーキショップ」では、コーヒーの苦味と酸味がバランスよく収まった「コーヒー」、豊かな香りに心安らぐ「紅茶」の二種のマカロンを販売。一個四百二十円。
和光チョコレートサロン
中央区銀座4-4-5
tel.=03-5250-3135
営業時間=10:30〜20:00(日・祝〜19:00)
年中無休
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