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レストラン香味屋 老舗洋食屋の丁寧な仕事が光る 品が漂う優しい味 金縁の白い深皿に入れて出される「ナポリタン」は、千七百三十円。上にパセリとチーズをかけた金赤色に染まった中細麺に、ソースがほど良き量で満遍なく絡んでいる。食べれば、ケチャップの甘みが広がるが、決してくどくなく優しい味わい。品が漂う味は、食べてしばらくすると、また無性に食べたくなってくる。中にも粉チーズが混ぜられていて、コクを生んでいる。たっぷり入った厚切りのマッシュルーム、極細に切られたピーマン、薄切りの玉ねぎ、プリッと弾ける質の高い海老といった具もすべて素晴らしい。老舗洋食屋の丁寧な仕事が光るナポリタンである。 レストラン香味屋 ジャポネ 十五席のカウンターに連日多くのお客さんが押し寄せる人気のスパゲッティ屋。昼時は長蛇の列。 ジャポネ ザ・カフェ ナポリタン生誕の地。戦後まもなくホテルの総料理長が発案し、命名したという。レシピをまったく変えていないナポリタンは、ホテルニューグランド本館一階「ザ・カフェ」でいただける。 ザ・カフェ 画廊喫茶ミロ 御茶ノ水駅前、見落としてしまいそうな細い路地にある。建物は昭和二十九年創業時からのもので、三島由紀夫も通ったという画廊喫茶店。店内は室内楽が流れ、時を忘れ、居場所を忘れ、世間を忘れる。 画廊喫茶ミロ イノダコーヒ ご存知京都の有名店。「イタリアン」九百四十五円は、蓋つきの銀器の深皿に入れられて運ばれ、目の前でウエイターが蓋を取る。湯気上げる朱色に染まった中太麺が、銀器に映えて美しい。 イノダコーヒ モノポール 食いしん坊心くすぐる、旬の食材を使った小粋な料理が楽しめるワインバー。「ナポリタン」は千五十円。ケチャップの味わいはするが、とがっておらず、味わいが実にまろやか。アルデンテのパスタ(スパゲッティーニ)に滑らかに絡んで、とてもおいしい。具は、大きめに切られたベーコン、玉ねぎ、マッシュルーム、ピーマン。火の通しも的確。パルミジャーノが振られ、添えられるので、たっぷりかけて、赤ワインと共にどうぞ。 モノポール ロータス 人気のカフェ。「ナポリタン」は八百五十円。白皿に真っ赤なソースに絡んだパスタが盛られ、頂上には糸唐辛子がふわりと着地している。その唐辛子の下にはなんとトリュフが! たっぷりと絡んだソースは、甘みを強めたトマトソースで、濃厚な味わいが強い印象を残す。具は、マッシュルーム、四角に切った玉ねぎ、ベーコン。パルミジャーノが振られ、添えられる。 ロータス 純喫茶ロザリオ ご婦人が一人で営まれる、昔ながらの喫茶店の「ナポリタン」は、六百円。昔風に楕円のアルマイト皿に盛られたナポリタンは、ケチャップ色が一段と輝く。ピーマン、玉ねぎ、マッシュルーム、ハムと具も定番。ケチャップの量が多めながらくどくはなく、柔らか中太麺に優しく絡む。普通のうまさが懐かしく心に染みる。 純喫茶ロザリオ グリルグランド 名洋食店のナポリタンは薄茶色。ケチャップとデミグラスを合わせたソースが、アルデンテの中細麺に絡む。まろやかでいて、味の逞しさもあり、ぐいぐいと食欲を牽引する。ケチャップの甘酸味とデミグラスの甘み、深いコクがうまく溶け合っている。 グリルグランド たいめいけん 「蟹」と「海老」がある「ナポリタン」は千五百五十円。白皿に金赤のスパゲッティがきれいに盛られて運ばれる。頂上には粉チーズとパセリの微塵切り。ケチャップの甘さと酸味を生かしつつまろやかな味わいに仕上げたソースが、上質な海老、蟹と合う。お奨めは蟹で、身をほぐして食べれば、蟹の甘い香りとソースが混ざり合い、新たなうまみとなって笑みを呼ぶ。麺は中細で柔らかめ。具は他にシャキッと炒められた玉ねぎとピーマン。ソースは多めだが、濃すぎず、トマトソースとケチャップの割合のよさを感じる。丁寧な仕事が感じられる、洋食屋のナポリタン。 たいめいけん
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