味の見聞録
ご飯の友・ふりかけ編
思わずご飯がどんどん進む
ご馳走ふりかけ

ご飯の友として、もっとも手軽なふりかけ。
いま全国で、さまざまなふりかけが発売されている。

新橋玉木屋
しっとりとした十七の味
「佃煮ふりかけ」

 天明二年(一七八二年)から続く、煮豆・佃煮屋さん。
 ドライではなく、しっとりとした「佃煮ふりかけ」シリーズ(三パック入り・三百十五円)は、「あみ」「梅干し」「ひじき」「山椒しらす」「たけのこ」「かつお」「帆立貝」「搾菜」「五目野菜」「切り干し」「紅鮭帆立」「紅鮭しらす」「チキンカレー」など全十七種類(季節商品除く)。おすすめは、あじ、高野豆腐、生姜などによる、上品な風味の「あじ」(四月上旬〜八月までの季節限定)、生姜、三つ葉入りで、ご飯に混ぜ込むとたまらない「あさり」、牛蒡と人参による、胡麻の香りが利いた「きんぴら」。
 そして驚きは、「イタリアントマト」と「グリーンカレー」。
 前者はトマト、にんにく、豚肉などによる、鮮やかな朱色をしたふりかけ。トマトのうまみが凝縮していて、ふりかけると途端に洋食風に景色が変わる。バターで炒めたご飯に混ぜ込んでも、バタートーストにふりかけてもおいしい。パスタにもいける。
 一方、茶色の後者は、豚肉とココナッツ果肉、タイ風グリーンカレーによるふりかけ。かければ、いきなりタイ。その完成度は笑ってしまうほど見事。茹でた熱々そうめんに合わせてもよいし、トーストも一興。いずれも保存料・着色料無添加。お土産にすれば驚かれること請け合い。
 新橋本店ほか、東京駅店(八重洲口地下一番街)、渋谷店(東急百貨店東横のれん街)、横浜高島屋店などで入手できる。インターネットによる購入も可能(http://www.tamakiya.co.jp/)。

新橋玉木屋
港区新橋1-8-5
tel.=03-3571-2474
営業時間=10:00〜19:00(土・日・祝 〜18:30)
年中無休(12/31〜1/3は休み)


紫野和久傳
素朴ながら深い味わい
季節限定「鱧そぼろ」と「鱧の子」

 白い紙のかわいらしい小袋詰めで、多彩な和煮が売られている。贈り物、おもたせに最適。
 おすすめは、ふりかけではないが、ご飯の友として楽しめる、季節限定商品(五月初〜十月末)の「鱧そぼろ」(七十グラム・千二百六十円)。熟練の庖丁さばきで骨切りにした鱧の身を、実山椒、たまり醤油、純米酒で炊き上げたもの。素朴ながら深い味わいがあり、酒の肴にもよし、お茶漬けにしても最上。限られた時期にしか味わえない「鱧の子」(六十グラム・千五十円)もいい(どちらも、箱なし・ガゼット袋入りの価格)。
 ちりめん系では、大きく太いちりめんじゃこを実山椒と炊き上げた、これまた噛み締めるうまみがある「鬼ちりめん」(六十グラム・九百四十五円)がおすすめ。いずれも調味料無添加。
 東京では、丸の内店(千代田区丸の内三の三の一 新東京ビル一階・電話〇三‐三二四〇‐七〇二〇)ほか、新宿伊勢丹店、銀座松屋、玉川高島屋などで入手できる。インターネットによる購入も可能(http://www.wakuden.jp/)。

紫野和久傳 大徳寺店
京都市北区紫野大徳寺南門東入ル
tel.=075-495-6161
営業時間=10:00〜18:00
定休日=月曜(月曜が祝日の際は火曜休店)


招福樓
後口のよい鰹節のうまみ
「招きまんま」と「福まんま」

 ご存じ、滋賀県東近江市にある名料亭が供すふりかけ。
 まずは、シンプルな「招きまんま」と「福まんま」はいかがか(各五百二十五円)。
 鰹節を醤油と味醂でじっくり煮込み、白胡麻を加えた「招きまんま」は、鰹節の香りが口いっぱいに広がった後、醤油のうまみがゆるゆると立ち上って、最後にふっと胡麻が香る。上品ながらもご飯が止まらない。
 一方、鰹節を梅肉でじっくり煮込んで白胡麻を加えた、薄紅色の「福まんま」は、鰹節の香りの後、梅干しのうまみと酸味が顔を出し、鰹のうまみと重なってじわりと広がる。その相性やよし。後口がよく、もう一口もう一口となるは必至。
 じゃこなら、「ちりめん山椒」もいいが、この店ならではの「梅ちりめん」(四十五グラム・千五十円)がおすすめ。紀州産のじゃこを梅肉と山椒で炊いたもので、薄紅色に染まったじゃこが、かわいらしい。山椒の刺激と梅の酸味が加わったちりめんは、最強のご飯の友。「福まんま」と合わせて食べるのもおいしい。いずれも調味料無添加。
 東京では、伊勢丹新宿店のほか、事前予約のうえ東京店(千代田区丸の内二の四の一 丸ビル三十六階・電話〇三‐三二四〇‐〇〇〇三)でも入手できる。インターネットによる購入も可能(http://www.shofukuro.jp/)。

招福樓
東近江市八日市本町8-11
tel.=0748-22-0003
営業時間=12:00〜15:00、16:00〜22:00
定休日=第1・3・5月曜日


うね乃
鰹節、海苔、海塩の風味が舌の上で広がる
「おかかふりかけ」

 創業明治三十六年、京都のおだし屋さん。創業以来百余年、鰹節と昆布を中心に、添加物を一切使用しない上質天然素材のおだしを提供。粉だし、削り節、昆布、煮干し、たれ、ドレッシングなどを扱っている。
 おすすめは、二種同時にデビューした「おかかふりかけ」。
 薩摩産本枯節を粉にして、有明産の海苔と海塩を風味豊かに調合した「おかかのり」。
 「梅しそ」は、これに国産の赤しそと梅干しを加えたふりかけ。ピンク色の小袋を開けると、梅干し色の粉に、きっちり四角形に裁断された海苔が見え隠れしている。食べれば、鰹節の芳醇な香りと、梅干し、海苔の風味が次々と舌の上で広がっていく。うまみが自然で、じつにおいしい。日本人としての幸せがある。ご飯にふりかけても止まらず、お茶漬けにしてもしみじみうまい。またお茶請けにもいい。調味料無添加。
 いずれも一パック(一・五グラム×十一袋入り)五百二十五円。
 東京では、伊勢丹新宿店で入手できる。インターネットによる購入も可能(http://www.odashi.com/)。

うね乃
京都市南区唐橋門脇町4
tel.=0120-821-218
営業時間=9:00〜18:00(土 〜16:00)
定休日=第2土曜日・日曜日・祝日


山田製油
塩とごまの一体感が味わえる
「ごま塩」

 京都・桂の「山田製油」。ごま油をはじめ、練りごまやすりごま、ごまきなこ、ごまだれにごまドレッシングなど、良質なごまを使ったさまざまな商品を提供。
 おすすめは「ごま塩」。ごま塩なのに塩が見あたらない。しかし食べれば塩がやさしく、ごま一粒一粒に絡んでいて、ごまの高い香りが弾ける。ごま塩の概念が変えられる。井戸水に海塩「海の精」を溶かし、黒ごまを漬け込んだ後、鉄釜でじっくり炒り上げる手法ならではの傑作。塩とごまの一体感が味わえる。化学調味料無添加。
 「粒タイプ」五グラム×十袋・三百十五円、「粒タイプ・ビン入り」三十五グラム・二百九十四円、「すりタイプ」五十グラム・三百六十七円。
 東京では、DEAN & DELUCA(六本木・品川)、伊勢丹新宿店ほか、百貨店で開催される物産展などで入手できる。インターネットによる購入も可能(http://www.henko.co.jp/)。

山田製油
京都市西京区桂巽町4
tel.=075-394-3276
営業時間=9:00〜19:00
不定休


おちゃのこさいさい
程よい辛さと胡麻の香りがご飯に合う
「胡麻ふりかけ 青龍黒七味風味」

 京都・産寧坂で、素材と辛さにこだわった一味や七味、ラー油などを扱う「おちゃのこさいさい」。
 「胡麻ふりかけ 青龍黒七味風味」は、一見普通の胡麻のようだが、食べるとまず胡麻の香りが立ち、続いてひりりと軽ろやかな香りが走る。辛味の利きが爽やかで香り高く、癖になる味わい。鍋物や麺類、汁物などに、調味料としても使いやすい。八十グラム・六百三十円。
 東京では、「銀座めざマルシェ」で入手できる。インターネットによる購入も可能(http://www.ochanokosaisai.com/)。

おちゃのこさいさい
京都市東山区清水3-316-4
tel.=0120-831-314
営業時間=9:00〜18:00
年中無休


※掲載商品の取扱店舗は取材時のものです。お求めの際は、事前に各店舗へご確認ください。


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2006年9月 ホテルの朝食
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2006年5月 馬肉料理
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2006年3月 水餃子
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2006年1月 ビストロ パート1
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2005年11月 マティーニ
2005年10月 かつ丼
2005年9月 新世代中華
2005年8月 羊肉料理店
2005年7月 野菜がおいしいレストラン2
2005年6月 野菜がおいしいレストラン
2005年5月 和食新形態
2005年4月 ぶた鍋
2005年3月 お米が主役の料理屋さん
2005年2月 味噌ラーメン
2005年1月 鉄火丼
2004年12月 すっぽん
2004年11月 チャーハン
2004年10月 焼きそば

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