味の見聞録

カテゴリ:ワインバー
二〇一一年開店の話題の店(2)
ワインバー
RISOTTO CURRY STANDARD(リゾット カレー スタンダード)
おいしいボリューム満点の料理が驚きの全品五百二十五円

五月に開店したワインバル。地階のカウンターだけの小体な店。驚きは料理が全て五百二十五円であること。しかし味は一流、量もしっかりとある。ワインもグラスは五百二十五円、ボトル二千六百二十五円。

香り高くバゲットが進む「若鶏のレバーの茸のパテ」、バジルの香りが心憎い「たっぷり野菜のバジルアイヨリディップ」、白ワインが恋しくなる「フレッシュマッシュルームのアンチョビニンニクオイルがけサラダ」、蛸の旨味がソースに溶け込んだ「飯蛸のトマトソース煮込み」、優しい味の「ひよこ豆とソーセージのチリビーンズ」、クルトンがアクセントの「トリッパの柔らかトマト煮込み」、一口とはいえ充分な量の「牛ハラミの一口ステーキ」など、片っ端から頼みたくなる二十二皿が並ぶ。

締めは、店名にもなっている「リゾットカレー」八百四十円を。パルミジャーノチーズのリゾットに、トマトの風味が生きたカレールーをかけて食べる。病み付きになる味である。

東京都渋谷区桜丘町十六の八 桜丘ビル地下一階
電話=03(6416)3604
営業時間=18時〜翌2時(翌1時L.O.)
定休日=日曜日
二〇一一年開店の話題の店(2)
ワインバー
Ganvino(ガンヴィーノ)
和洋中の岩手料理と岩手産ワインが豊富に揃う

「ドンチッチョ」の姉妹店として七月にオープンした岩手食材とワインの店。

メニューには、いわい鳥、岩手短角牛、三陸イカ、岩中豚、南部煎餅、冷麺、ホヤ、郷土料理のひっつみ(小麦粉を使った汁物)といった、岩手出身の店主遠藤悟氏が選んだ、岩手食材、岩手料理が和洋中と並ぶ。

まず驚きは「岩手産胡瓜のフライ 黄身酢添え」九百円。果肉の密度がしっかりとした胡瓜は、衣を突き破ると、ほの甘いジュースがほとばしる。「三陸イカの一夜干し」千三百円は、身が厚く、甘く、香り高い。

豚の耳、舌、豚足を使った、コラーゲンの旨味に溢れた「コロッケ」千五十円、噛む喜びを実感させる「岩中豚のロースト」千八百五十円。岩手tentenファームの大根、里芋、人参、蕪など力強く優しい味わいに心が座る「ポトフ」千二百五十円など、ワインが進んで困る料理が待ち構える。

締めは、ひっつみをアレンジした「茸とクリームのひっつみ」や、ウニ、ホタテ、甘エビ、ツブ貝などの海鮮がのった「三陸海鮮冷麺」はいかがか。これまた岩手産白ワインに合うので、また飲み始めてしまう危ない喜びもある。メニューは季節によって変更あり。

東京都渋谷区渋谷二の二の二 青山ルカビル二階
電話=03(6427)9880
営業時間=18時〜翌2時(L.O.)
定休日=日曜日(月曜日が祝日の場合は連休)
今年開店、話題のバル
ワインバー
22(トゥ・トゥ)
リーズナブルでボリューム満点
食後の締めは香り高き珈琲を

六月にオープンしたワインバー。ビルの階段を上ると「22」と記された重厚な扉がひっそりとある。細長い店内は、手前がテーブル席、奥が厨房に面したカウンター席。料理はどれも銀座の中心とは思えぬほど安く、量もしっかりとある。

「パテドカンパーニュ」八百円は、正当な堂々たる厚さで、練り肉のうまみを満喫できる。「イワシのマリネ」六百円は、グリーンペッパーと合わせたジャガイモのサラダの上に、丸々太ったイワシがのる。「フォワグラのたまり醤油漬」千円は、フォワグラの上質な脂の香りに、ほんのり醤油のうまみと香りが加わって、止まらなくなる。白ワインのあてに最適。

肉では、「二種内臓のブロシェット」千五百円がいい。リードヴォーと牛ハツの串焼きは立派な姿で、胸腺の独特の食感、ハツの鉄分のうまみが味わえる。

食後には「岩本珈琲」六百円をぜひ。サービスの岩本氏自ら注文後にミルで挽き、ネルドリップで抽出してくれる、イエローブルボンなど香り高き珈琲。

ボトルワインは二千五百円、三千五百円、四千五百円の三価格帯から選ぶ。

東京都中央区銀座四の三の十二 銀座伊藤ビル二階
電話=03(5524)8501
営業時間= 18時〜23時(L.O.)
定休日=日曜日・祝日
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