味の見聞録

カテゴリ:スイーツ、軽食
ソース焼きそば
スイーツ、軽食
手打麺やきそば専門真打みかさ本店
庶民嗜好も兼ね備えた
ご馳走ソース焼きそば

 ソース焼きそばの新たな流れを作ったのが、当店の店主であろう。

 焼きそばは、一日八十食限定で八百円。

 なんと麺は自家製麺。北海道産小麦にかん水と塩を混ぜて二日間寝かせた後に裁断し、手捏ねし、注文が入ってから茹でて、炒める。ソースも自家製で、店内の壺で熟成させている。

 店主は、元々神保町に「みかさ」を作ったが、それまでにはないこだわりのソース焼きそば店として話題を呼び、行列のできる店となった。しかし、あまりの混雑にご主人は一旦引退したが、都心から離れた場所で、再度焼きそばを追求したいと、高田馬場駅から徒歩三分程の現在の場所に、二〇一六年四月に開店した。

 この焼きそばは、なんと言っても麺が魅力。モチモチと弾む、他にはない味わいで、麺を噛む回数が多い分だけ、食べ進めば、ソースや青海苔、かつお節の香りが次々と現れては消えていく。そんなドラマ性がある焼きそばなのである。

 キャベツ、ベーコン、もやし、葱といった具の火の通しも理想的。夜店のそれとは違う、ご馳走としてのソース焼きそばを作り出した功績は大きい。それでいながら、マヨネーズや紅生姜、天かすを、お好きにどうぞと添えられる、そんな庶民嗜好もあるのが嬉しい。

東京都新宿区高田馬場4-4-10 1階 
電話=03(5937)4489
営業時間=11時~14時、15時~23時(麺切れまで)
ほぼ無休
ソース焼きそば
スイーツ、軽食
無添加やきそば バル チェローナ
麺・具材・ソース
すべての食材を吟味

 昼はソース焼きそば専門店、夜はバルとして営業している。

 オリジナル特製麺で、すべての食材を吟味し、「無添加」を謳う。ソースは、国産の野菜をベースにスパイスを調合した無添加ソースで、麺は二種の国産小麦を使う。その他、豚肉、青海苔、自家製刻み甘酢生姜、天かす、旨味粉、キャベツ、辛味ソース、油なども吟味されている。

 麺を注文後に茹でた後、鉄板で三~四分程片面をパリパリに焼く。その焼いた部分のカリッとした痛快と、焼かれていない部分のモチっとした柔和が交互する感覚に虜となる。そして、ソース味の向こうから旨味粉の香りが漂ってくる瞬間がたまらない。

 「無添加ソース焼きそば」(目玉焼き付)九百五十円(大盛り千五十円)。トッピングのお勧めは九条葱百五十円。その他、黄ニラ二百円、別盛りの牛スジ煮込み二百円。

東京都港区白金1-3-14 スリーエムコーポ1階 
電話=03(3444)8938
営業時間=11時半~15時(14時半LO)、17時~23時(22時LO) 
年中無休
ソース焼きそば
スイーツ、軽食
SATSUKI
ホテルダイニングでいただく
佐賀牛を使った贅沢焼きそば

 ついに、ホテルダイニングにもソース焼きそばが登場した。

 「ホテルニューオータニ(東京)」のカフェ&ダイニング「SATSUKI」の「佐賀産和牛 香味焼きそば」三千五百円は、鉄板皿にのせられて、辺り一面に香ばしさを振り撒きながら登場する。

 上には、温泉卵と紅生姜。具は、細切りの佐賀牛とキャベツにピーマン。モチモチとした食感が魅力の中太麺は、出汁を注いで炒められ、食べると出汁の丸い香りが漂う。そこに、辛味の強いオリジナルブレンドソースが合わさり、個性的な味わいを演出している。添えられた海苔やマヨネーズを好みでかけてもよし、黒酢をかけても面白い。

 その他、ソース焼きそばではないが、関西風の塩だれで、エビ、イカ、アワビ、ホタテ、野菜類が入った「心斎橋風海鮮焼きそば〝旨塩〟」三千八百円もある。こちらは、酢と辣油で味を少しずつ変化させながら食べるといいだろう。

東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ(東京) ザ・メイン ロビィ階 
電話=03(5275)3177
営業時間=7時~24時(焼きそばの提供は11時~21時)
定休日なし
※別途税・サービス料10%
ソース焼きそば
スイーツ、軽食
お好み焼き 福竹
お好み焼きの後は
名物女将の焼きそばで〆る

 都心から足を運ぶ人が絶えない人気のお好み焼き店。ミックスお好み焼き「ふくたけ天」千五百五十円、カレーの風味がお好み焼きに合うことを知る「カレー天」八百六十円、鉄板バター焼きの「甲いか」五百五十円や「山芋」四百二十円、「はんぺん」四百七十円など、人気の料理を食べた後は、ぜひ焼きそばを頼みたい。

 「ミックスそば」千百三十円は、他店の一・五倍の量があるが、難なく食べられてしまう。その秘訣は、いかに美味しく焼きそばを作るかという、名物女将・永本初子さんが理論的に考え抜いた技である。

 まず豚肉は、熱くなってコラーゲンでくっつかないように、鉄板が熱くならないうちに加えてよくほぐす。次に麺も含めた残り全部を鉄板に広げ、炒めていく。コテを器用に使い、熱い空気と冷たい空気が混ざるように返していく。塩は全体に行き渡るよう高所から振り入れ、胡椒はくしゃみが出ないように近くで振る。ソースは回すように一気にかけて、均等に混ぜる。最後は、青海苔を満遍なくかけて出来上がり。

 食べれば、なんとも優しい味わい。ソースの量が精妙で、一口また一口と食べたくなる、飽くことない味に仕上がっている。キャベツやもやしの炒めも精妙で、シャキシャキとみずみずしく、それが柔らかい食感のそばと好対照で、一層食欲を高める。

 女将さんのマシンガントークも、この店の魅力の一つ。どの料理も抜群に美味しいだけでなく、女将さんに会いたくて店を訪れる人も多いという。利用は二名から。

東京都大田区東矢口1-17-11
電話=03(3739)4064
営業時間=17時半~23時(21時LO)
定休日=月曜日(祝日の場合は営業)
たまごサンド
スイーツ、軽食
銀座ウエスト本店
クラシック音楽を聴きながら
紅茶とともに楽しむ至福の時間

「銀座ウエスト」の「タマゴサンド」千百八十八円は、清楚な佇まいである。

 マヨネーズで和えたゆで玉子とレタスを薄切りパンに挟んだ十二切れで、食べると意外にもボリューミーで、玉子の味もしっかりとしている。

 パンは、白いパンかライ麦パンを選べ、好みでトーストしてもらうこともできる。 

 トーストは、齧れば、カリッとパンが音を立て、シャキッとレタスが叫び、玉子が舌に甘く広がって消えていく。マヨネーズの味が強すぎず、黄身の甘みが素直に伝わるのがいい。

 まずは、そのままで。パセリとレモンが添えられているので、途中でパセリをちぎって挟んだり、パンを一旦剥がして、レモンをレタスに搾って塩を少しふり、元の形に戻して食べるのも一興。

 店内に流れるクラシック音楽を聴きながら、紅茶とともに楽しむ時間は至福である。

東京都中央区銀座7-3-6 
電話=03(3571)1554
営業時間=[月~金]9時~23時[土日祝]11時~20時 
年中無休
たまごサンド
スイーツ、軽食
喫茶YOU
ふわりと仕上げた
紡錘形の美しいオムレツ

 創業四十年。歌舞伎座に程近く、多くの歌舞伎役者が贔屓にしていることでも知られる、「とろふわオムライス」(ドリンク付セット:ランチ千百円・you飯千三百円)が人気の喫茶店。

「オムレツサンド」は七百五十円。ふわりと仕上げた紡錘形の美しいオムレツを、温めたパンの間にそっと挟んである。その食感を損なわないように、パンを上下からではなく、左右からそっと掴むのがいい。こうして食べると、まず唇にふんわりとオムレツがキスをする。次にむむっと、舌に玉子の甘みが広がって、パンの味が顔を出す。パンには薄くマーガリンとマヨネーズ。ケチャップはなし。この上なくオムレツの素晴らしさが光るサンドイッチである。

 後半になって、ちょっとだけ塩をかけてみるのもいい。すると甘みが膨らんで、玉子が笑う。

 サンドイッチは、お持ち帰りも可能。

東京都中央区銀座4-13-17 高野ビル1・2階 
電話=03(6226)0482
営業時間=10時~20時(LO) 
年中無休
たまごサンド
スイーツ、軽食
天のや
優しい食感の出汁巻き玉子
手が止まらなくなる逸品

 一九三二年大阪で創業し、二〇〇三年に東京・麻布十番に移転。

 小豆や寒天の素材にこだわった「あんみつ」などが楽しめる甘味処、夜はお好み焼き屋(ミシュランガイドでビブグルマンを獲得)として有名な当店だが、手土産としての「たまごサンド」千百八十円が、口コミで広がり人気となった。

 焼いていない食パンに、辛子マヨネーズを塗り、出汁巻き玉子を挟んだサンドイッチで、何よりその出汁巻き玉子の滑らかさと食感がいい。ふんわりと優しく歯が包み込まれて、玉子の甘みと出汁の旨味が滲み出る。そこへ辛子マヨネーズの刺激が絡んで、手が止まらなくなる逸品である。

 温かいのもいいが、冷めてからいただくとより美味しく、十二切れを瞬く間に食べてしまうは必至。

 また、自家特製の丹波大納言小豆を使った「小倉トースト」九百六十五円もぜひ。

東京都港区麻布十番3-1-9 
電話=03(5484)8117
営業時間=12時~22時 
定休日=第2・第4火曜日(その他不定休あり)
カツサンド
スイーツ、軽食
CENTRE THE BAKERY 
食パン専門店ならでは
パンとカツ共に見事な質の高さ

 フランスの小麦粉レトロドールを使ったバゲットで知られるブーランジェリー「VIRON(ヴィロン)」(渋谷・丸の内)を展開するル・スティルが一昨年六月に銀座に開店した食パン専門店。正当な食パンの幸せを味わう人々で、連日長蛇の列ができる人気店。店は食パンショップとカフェに分かれている。

 「とんかつサンドイッチ」は千九百四十四円。サックリ、もっちりとした、北米産小麦の角型食パン「プルマン」に、豚ロース肉をカリッと揚げ、ソースをかけてキャベツと共に挟んである。肉は程よい厚さで、きめ細かく、肉自体の甘さが充分に感じられ、脂もすうっと溶けていく。ソースはたっぷりかけられるが、香りが華やかでしつこくなく、実にバランスがいい。パンとカツ両方の質の高さが見事になじんだカツサンドである。キュウリのピクルス付。
「ビフカツサンドイッチ」は六千四百八十円。国産黒毛和牛A4ランクのヒレ肉を極厚に切ってカツにし、牛肉の出汁と蜂蜜やバルサミコを混ぜたソースをかける。牛肉の圧倒的な肉汁攻めに、開いた口がふさがらないほどの幸せが押し寄せる。

 サンドイッチ類を注文すると、カットしたパンの耳が付いてくるので、これを皿に垂れたソースに浸けてもおいしい。

 食パンは十時の開店から食べられるが、その他のトーストやサンドイッチは十一時から注文できる。

 言わずと知れた、大正十四年創業の洋食の名店。名物メンチカツの他、シチュー、グラタン、オムライス、スパゲティナポリタンに至るまで、すべてに古き良き洋食店の丁寧な仕事が光っている。

 「カツサンド」千七百三十円もそのひとつ。カツの両面にキャベツを配して、こんがりとキツネ色に香ばしく焼いたパンで挟んである。パンは薄く、サクッと歯が音を立てると、すぐさまカツの肉汁が口に溢れ出す。ソースの味が立つことなく、パンも密着して、一体感のある調和ぶりが見事。サンドイッチのパンは中の具をおいしく食べさせるための包み紙の役目であるという基本を改めて見直す逸品。カツサンドのおいしさはなにかということを知り尽くした料理である。

東京都中央区銀座1-2-1 東京高速道路紺屋ビル1階 
[食パンショップ]
電話=03(3562)1016
営業時間=10時~19時(売切れ次第終了) 
年中無休 
[カフェ]
電話=03(3567)3106
営業時間=10時~16時(LO) 
定休日=月曜日
※18時~22時(LO)は「VIRON」のパンとワイン、チーズやシャリュキュトリーを楽しめる食堂「ラ・カンティーヌ サントル」として営業
カツサンド
スイーツ、軽食
レストラン香味屋 
洋食の名店による
丁寧な仕事が光る料理

 言わずと知れた、大正十四年創業の洋食の名店。名物メンチカツの他、シチュー、グラタン、オムライス、スパゲティナポリタンに至るまで、すべてに古き良き洋食店の丁寧な仕事が光っている。

 「カツサンド」千七百三十円もそのひとつ。カツの両面にキャベツを配して、こんがりとキツネ色に香ばしく焼いたパンで挟んである。パンは薄く、サクッと歯が音を立てると、すぐさまカツの肉汁が口に溢れ出す。ソースの味が立つことなく、パンも密着して、一体感のある調和ぶりが見事。サンドイッチのパンは中の具をおいしく食べさせるための包み紙の役目であるという基本を改めて見直す逸品。カツサンドのおいしさはなにかということを知り尽くした料理である。

東京都台東区根岸3-18-18
電話=03(3873)2116
営業時間=11時半~20時半(LO)
年中無休
カツサンド
スイーツ、軽食
井泉本店
芸者衆のために初代女将が考案した
小ぶりで品の良い「かつサンド」

 「お箸できれるやわらかいとんかつ」の名文句で知られる昭和五年創業のとんかつ屋は、カツサンド発祥の店と言われる。当時は同朋(どうぼう)町と呼ばれた町で、下谷花柳界の中にあった。初代の女将がパン好きのハイカラな人物で、芸者衆のおちょぼ口でも口紅が取れず、難なくお座敷でも食べられるようにと考案したという。

 そのため、小さめの食パンを特注し、そこに揚げたてのヒレカツと甘さ控えめな特製ソースが挟んである。小ぶりな「かつサンド」(六切れ入り九百円・九切れ入り千三百五十円)は、品の良い味わいで瞬く間に完食してしまう。店で食べるなら、キャベツの千切りを頼み、カツサンドの上にのせて食べてもおいしい。

東京都文京区湯島3-40-3 
電話=03(3834)2901
営業時間=11時半~20時50分(日・祝 ~20時半)
定休日=水曜日(祝日の場合は営業) 
カツサンド
スイーツ、軽食
GINZA1954 
甘い豚肉の香りと肉汁を
ハイボールと共に楽しむ

 美酒だけでなく、料理のおいしさにも定評がある銀座のバー。

 断面が一面ピンク色で、しっとりと肉汁が染み出て濡れている。まずその仕上がりの美しさに目を奪われる「カツサンド」二千三百七十六円。宮城県大河原町の契約農家から取り寄せた、もちぶたロースの真ん中部分のみを使い、脂部分を掃除して衣を付け、さっと揚げてから余熱で火を入れる。食べれば甘い豚肉の香りが鼻に抜け、肉汁で口の中が満たされた後、分厚いカツながら、するするとなめらかに喉に落ちていく。この気品溢れるカツサンドを、ぜひハイボールと共に楽しみたい。持ち帰って一晩置いてもおいしいので、家人にお土産として喜ばれるだろう。

東京都中央区銀座8-5-15 SVAX銀座ビル地下1階 
電話=03(3571)2008
営業時間=18時~翌3時(土 ~24時)
定休日=日曜日・祝日
カツサンド
スイーツ、軽食
JAZZ BAR & cafe ROMAN
甘酸っぱくまろやかなタレ
どこか懐かしい味わいに心和む

 八王子駅から二分ほどの喫茶店。

 名物が「煮かつサンド」千円(ランチタイムドリンク付)。揚げたてのカツを、醤油ベースの甘いタレにどぶんと浸けて一煮立ちさせ、マヨネーズを塗ったパンに挟む。こっくりとしたタレの甘さ、豚肉の甘さ、マヨネーズの甘酸っぱさがまろやかに調和している。ソースを使ったカツサンドとは違う、やさしい心和む味わいで、どこか懐かしさも滲む。もうひとつの名物「煮かつカレー」千百円(ドリンク付)もぜひ。

東京都八王子市中町4-20 デジービル地下1階
電話=042(645)4607
営業時間=[ランチ]10時半~16時[バータイム]16時~22時
定休日=不定休
東京ディズニーシー
スイーツ、軽食
ブリーズウェイ・バイツ
小腹を楽しく満たしてくれる
おやつタイムにぴったり

園内にはレストランのほか、様々な趣向を凝らした軽食を提供するフードワゴンがあるのも魅力。人気は、ミステリアスアイランドの「リフレッシュメント・ステーション」で販売している、生地の中に湯葉で包んだギョウザの具が入った「ギョウザドッグ」四百二十円。

おすすめは、ディズニーシー・エレクトリックレールウェイのポートディスカバリーステーション向かいにあるワゴン「ブリーズウェイ・バイツ」。ふっくら厚く焼き上がった熱々の重層パイとミートソースが織りなすバランスに思わず笑みがこぼれる「ミートパイ」三百円。長方形にサクッと焼き上がった、メイプルやアプリコットの香りが交じり合う、「アプリコットメイプルシロップパイ」三百円が小腹を楽しく満たしてくれる。

東京ディズニーシー内
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