味の見聞録

カテゴリ:うどん
東京で食べる郷土のうどん
うどん
香川一福
高松の名店の味
本場の讃岐うどんを再現

 店主は、香川県高松市の讃岐うどんの名店「一福」で修業し、昨年八月、東京・神田に「香川一福」をオープン。たちまち行列のできる人気店となった。

 一般的な讃岐うどんより麺は細め。しかし、噛みごたえがあり、噛んだ時に歯を優しく押し返す、〝コシ〟という弾力を感じさせながら、喉元へと落ちていく。

 このうどんの素直な魅力を味わうなら、「ひやかけ」(小:四百三十円)だろう。麺が細いので、「ずるんっ」ではなく「つるんっ」と滑らかに唇を通り過ぎる。それを途中で噛み切ろうとすると、麺が少し伸び、抵抗してから千切れる。そのしなやかな伸びがいい。そしてうどんは、歯を押し返しながらほのかに甘い小麦の香りを漂わせ、十回ほど噛むと消えていく。

 シンプルな「ひやかけ」に対し、「カレーうどん」(六百八十円)はたくましい。スープは、四ツ谷のフランス料理店「北島亭」の大石義一スーシェフと共同開発したという。牛骨の深い滋味と野菜の甘みが溶けこんだ、その丸く深い味わいにまずため息をつく。そして次第に辛味が効いてくる。熱々のかけつゆが添えられるので、途中で加えて和に近づけるのも楽しい。

 例えば、「ひやかけ」と「カレーうどん」の両方を頼み、交互に食べ、対照的な味わいを楽しみながら、気分を高めるというのもいいだろう。
極めつけは、「釜玉バターうどん」(小:六百三十円)。卵とバターを混ぜこんで、白いうどんを黄色に染めていく光景がたまらない。うどんは、バターが加わり、艶やかさを増していく。

 口に入れる。「つるるん」。勢いを感じさせながら口の中に入ってきたうどんが、舌に滑りこむ。卵とバターの液でぬるんとなったうどんが舌を過ぎゆく感触がいい。噛めば、発酵バターが豊かで優しい香りを膨らませ、黄身の甘みを広げて、うどんのほのかな甘さと混じって顔を崩させる。あとは一心不乱。「途中でかけ汁をかけて味を変えてもおいしいですよ」という店員のおすすめも忘れて、あっという間に夢中で食べ終えてしまう。

 そのほか、牛すじの甘みが溶けこんだ出汁がいい感じに染みている大根など「おでん」各種(百円~二百円)、もも肉を使った肉汁豊かな「鶏天」や「野菜天」などの天ぷら類も充実しているので、夜は、それらで一杯やってから、うどんでしめるのもいいだろう。

東京都千代田区内神田1-18-11 東京ロイヤルプラザ102 
電話=03(5577)3644
営業時間=11時~20時(麺が無くなり次第終了)
定休日=日曜日・第一月曜日
東京で食べる郷土のうどん
うどん
手打ちうどん福助
素朴な味わいの「田舎うどん」と
コシの強い「白うどん」

 西武多摩湖線「青梅街道駅」より徒歩八分、JR武蔵野線「新小平駅」より徒歩十三分という、住宅街の中にぽつねんと佇む店。住宅の一階を改装して、うどん店を夫婦で営まれている。奥さまがうどんを茹で、天ぷらを揚げ、ご主人がつゆや具を調理する。

 うどんは二種類から選べる。地粉を百パーセント使った武蔵野うどんで褐色がかった「田舎うどん」と、讃岐製粉工場で最上級の小麦で作られる粉を使った「白うどん」。前者はゴツゴツとした野性味のあるコシを持ち、すすれば小麦の甘い香りが鼻に抜けていく。後者は艶良く、つるるとした唇への当たりが優しく、かつコシが強い。

 ざるうどんは、小(二玉)五百五十円から、特大(五玉)八百五十円まである。男性なら三玉は軽いだろう。つけ汁は「冷汁」ほか、プラス五十円で、豚肉を使った熱いつけ汁「肉汁」、「みぞれ(大根おろし)汁」、「手搾りゆず果汁入り冷汁」の四種から選べる。

 武蔵野うどん風を楽しみたいなら、ぜひ田舎うどんを選び、肉汁で。豚脂の甘みが溶けこんだ熱い汁に、素朴な平打ち田舎うどんが絡んで、たまらない。また、手搾りゆず果汁入り冷汁は、ぜひ白うどんで。滑らかなうどんとゆずの香りが共鳴する。
一方、温かいうどんなら、「肉刻みうどん」(七百五十円)は白うどんで、「かき揚げうどん」(七百円)は田舎うどんがいいだろう。「カレーうどん」(七百五十円)は、両方で試しても楽しい。

 天ぷら(百円または二百円)もサクッと揚げられており、舞茸、かき揚げなどがおすすめ。季節により山菜の天ぷらなどもあり、銘酒の揃えも見事なので、それらで一杯やってから、うどんへいくのもいい。

 また、日替わりで「豆乳仕立ての牡蠣のざるうどん」といった創作うどんもあり、こちらも素晴らしい。

東京都小平市小川町2-1307-20
電話=042(403)1500
営業時間=11時15分~15時
定休日=月曜日・火曜日(祝日の場合は営業)
東京で食べる郷土のうどん
うどん
湯島 春近
手作り信州うどん
個性あふれる「おざんざ」

 今年二月に開店した、手作り信州うどん「おざんざ」がいただける店。実はこれ、ほうとうのことで、店主の出身地である長野県では、昔、ほうとうのことを「おざんざ」と呼んでいたという。

 そのおざんざを個性あふれる逸品に仕上げている。平打ちのうどんで、伸びはないがねちっとしたコシが特徴。ほうとうといえばカボチャなどが入った味噌味のものが一般的だが、この店はそのほうとうをモダンなものに変えている。

「冷ざるさくら」(六百四十円)は、桜の花と葉を練りこんだうどん。ほんのりとピンク色に色付いた麺をすすれば、桜の香りが漂って春が来る。今までにないうどんである。さらに春が深まれば「よもぎ麺」、夏には「熊笹麺」を提供する予定だという。

 冷たいうどんより太い麺を使う温かいうどんでは、「きざみ」(六百八十円)はいかがだろう。普通の油揚げのきざみだけでなく、トマトや玉ねぎ、貝割れ大根、茄子などの野菜が入った温かいつゆうどんで、うっすらと茶色付いた上質なつゆに溶けこんだ野菜の味わいが優しい。

 そのほか、「ツナニラペペロンチーノ」(八百五十円)、「トマトモッツァレラ」(八百八十円)、「茄子と獅子唐のピリ辛担々」(八百二十円)なども、おもしろい。

東京都文京区湯島3-47-10 
電話=03(5842)1134
営業時間=11時半~15時、17時半~22時
定休日=月曜日(土・日・祝は昼のみ営業)
日本のうどん(2)
うどん
いせ万
もちもちとしたコシの極太麺と
甘辛ダレがクセになる伊勢うどん

住宅街に佇む伊勢うどんの店。伊勢に行かれた方なら、あのじっくりと茹でた独特のコシのないうどんをご存知だろうが、こちらは三重県産小麦粉を使って、もちもちとしたコシを生み出している。

「伊勢おうどん」四百五十円は、茹で上げた極太麺に、甘辛いたまり醤油に昆布、鰹節の出汁を加えた真っ黒なタレをかけて和え、刻みネギを添えた、正統伊勢うどん。

表面は柔らかく、噛むとねっちりとした歯応えの麺と、甘辛く濃厚なタレとの出会いはクセになる。

その他には、つゆを張った温うどんがある。三重県産鰹節を使ったつゆは透明で、ほんのりと茶色が差している。旨みが上品で、まずつゆを飲んでから食べ始めたい。

おすすめは「いかさつまおうどん」七百円。三重県産イカを入れたさつま揚げと、茹でた大根と、人参の短冊、刻みネギと刻み油揚げが入る。うどんを食べ終えたら、添えられている、胡麻と柚子胡椒が乗ったご飯をつゆの中に入れ、「いせ万風おじや」に。これまた出汁のよく効いたつゆとご飯が、おいしい。

東京都新宿区高田馬場2の6の6
電話=090(1406)4630
営業時間=11時半〜14時
定休日=土曜日・日曜日・祝日
日本のうどん(2)
うどん
索餅(むぎなわ)
麺の端が広がった岡山うどん
おすすめは「かしわ天ぶっかけ」

岡山うどんの店。「索餅」は、元々は「サクベイ」と読み、古代中国から伝来したうどんの原型となった小麦粉菓子を指す。

岡山の製麺所から半生で仕入れるといううどんは、平打ちで、素麺のように引っ掛けて延ばされ、麺の端が広がっている。

麺は、つるんと口当たりよく、しなやかでもっちりとしている。つゆは、色が濃いが、まろやかでほの甘い。

おすすめは、柔らかな鶏肉が魅力の「かしわ天ぶっかけ」(炊き込みご飯付き)七百九十円。薬味は、ネギに生姜。

東京都品川区五反田2の7の11 インテックスビル1階
電話=03(6417)9028
営業時間=11時〜16時、18時〜23時(L.O.)
定休日=日曜日
日本のうどん(2)
うどん
七蔵(ななくら)
鴨出汁胡麻ダレスープに絡む
喉越し滑らかな稲庭うどん

創業三十年の、秋田手延べ稲庭うどんの店。昼時は常に満席の人気店。夜は、うどんの他、酒に合う創作料理や鍋を出す。

手綯手延製法で四日間かけて、麺の熟成を繰り返しながら作り上げるうどん。ツルルと口元をすり抜け、喉越しが滑らかで、しっかりとコシも強い。

また、つけダレが個性的で、鰹節、セロリ、鴨肉などをベースに取った出汁に、鴨肉をペースト状にしたものと胡麻ペーストを合わせ、醤油、みりんなどで調味した自家製で、濃厚な旨みがある。

「稲庭うどん 七蔵特製スープつけ麺」は、夜はおしんこ付きで、小:九百八十円、中:千百八十円、大:千三百八十円(昼は各々七百円・九百円・千百円)。小で三百グラムはあるが、わけなく腹に納まる。

東京都港区新橋2の20の15 新橋駅前ビル1号館2階
電話=03(3571)5012
営業時間=11時20分〜14時10分、17時〜22時(21時L.O.)
定休日=土曜日・日曜日・祝日
日本のうどん(2)
うどん
このむ
地粉「絹の波」で打つ
小麦王国群馬の上州うどん

群馬の上州うどんが楽しめる。昼は、丼と麺や定食などを出す店。夜は、榛名百日鶏や上州牛、上州麦豚など群馬の肉を使った料理をはじめ、多彩な肴と酒がおいしい居酒屋となる。

店主の父親が地粉「絹の波」で打つうどんの魅力を素直に味わうなら、冷たいつけうどん「上州うどん」千円(昼は七百九十円)をぜひ。

十分かけて茹でたあと、冷水で締めたうどんは、平打ちで太く、よれていて、口に運ぶと、唇にあたる感触が楽しい。噛み締めれば、歯を押し返す強いコシがあり、ほんのり甘い、粉の風味が滲み出てくる。

まずは、やや甘めのつゆにつけてそのままで。次に、皿に盛られた様々な薬味で順次楽しむのがいい。大根おろし、茗荷、胡麻、山葵、ネギといったおなじみから、きんぴら、とろろ、茸煮、青菜浸しと、これまた楽しい。

その他、「地鶏あぶらのまぜうどん」や「和風カルボナーラうどん」、「このむ的カレーうどん」(いずれも八百九十円)、モロヘイヤを練り込んだ「モロヘイヤそば」六百八十円など、創意工夫に富んだ同店オリジナルの麺類が揃う。

東京都港区白金1の1の5
電話=03(6408)0744
営業時間=12時〜14時、17時〜23時半(22時半L.O.)
定休日=年中無休
日本のうどん(2)
うどん
武膳(ぶぜん) 神田小川町店
細くも逞しい絶妙の食感
九州豊前うどん

九州豊前うどんの店。なにより、噛むと歯を押し返す弾力のある細麺がいい。

その口当たり滑らかな細麺に絡むは、やさしい出汁に九州醤油の甘みをほんのり効かせたつゆ。麺の細くも逞しい絶妙の食感と、丸い味わいのつゆとの相性が見事。

温かいうどんでは、長いごぼうの細切りを豪快に揚げた「ごぼう天うどん」八百五十円がおすすめ。

また冷たいうどんでは、クリーミーなつけ汁がうどんに絡む「黄金カレーつけめん」九百円がいい。そこへ卓上に用意された、激辛「黄金一味」をふりかければ、一気に汗が噴き出し、爽快極まる。最後はご飯をカレー汁に入れて、スープカレー風に食べて締めるのが武膳流。

都内には他に、ヴィーナスフォート店、千歳烏山店がある。

東京都千代田区神田小川町3の11の2 インペリアルお茶の水ビル1階
電話=03(5283)6226
営業時間=11時〜15時半、17時半〜23時(22時半L.O.)※土は昼のみ 11時〜15時
定休日=日曜日・祝日
日本のうどん(1)
うどん
「打ちたて」「切りたて」「湯でたて」
「切りおき一切なし」の讃岐うどん店

今年に入っても増加し、都内最大勢力である讃岐うどん店の中の新興勢力。細長い、小体な店内は昼夜満席。店主の常にうどんを打ち、茹でる姿が微笑ましい。

「讃岐ならではのコシを味わうなら、まず「ざる」五百円を。黒笊に美しく盛られたうどんが、艶やかで美しい。唇当たりが滑らかで、つるりんと口に滑り込むと、歯を押し返すような、もっちりとしたコシ。十五回ほど噛むと、ほのかな小麦の香りを残し、消えていく。

具入りを選ぶなら、カリッと香ばしく揚がって柔らかい「ゲソ天ざるうどん」八百円がおすすめ。

一方、「釜かけ」五百円は、釜あげした温かいうどんを温かいつゆに入れた一品。やや柔らかく、七回ほど噛んで消えていく優しい風合いと、旨味が綺麗に出たつゆとのなじみがおいしい。

その他、冷たいうどんに、すき焼き風に甘辛く煮た牛肉を添え、つゆをかけて食べる「肉ぶっかけ」八百円もいい。

夜は酒飲みのツボを突く肴も多く、銘酒や焼酎の揃えもいい。

東京都渋谷区代々木2-20-16 相馬ビル1階
電話=03(6276)7816
営業時間=11時〜23時(22時L.O.)
定休日=日曜日・祝日
日本のうどん(1)
うどん
釜竹
ざると釜揚げ、二種の大阪うどん
豊富に揃う酒肴と麺前酒

本店は大阪の羽曳野市にある。

隣接した老人ホームの庭を望むテーブル席、蔵を改造した座敷席、共に情趣があって、心地よく時間を過ごすことができる。

ここではぜひ、うどんを頼む前に、豊富に揃う酒肴と麺前酒を楽しみたい。まずは、たっぷりの青葱に削り立て鰹節をかけ、そばつゆを回しかけた「ねぎかつお」や、風味豊かな自家製「ごま豆腐」(共に三百五十円)で始めてはいかがか。さらには、様々な魚の子塩漬けを合わせた「子宝和え」五百円や、「さいぼし(桜肉の燻製)」七百円、「からすみ」七百五十円など。また、「ノドグロ」六百円、「銀ムツ西京焼き」六百五十円といった質の高さが窺える魚料理もいい。

酒は日によってメニューが替わるが、「飛露喜」「秋鹿」といった銘酒が多く揃う。

うどんは、「ざるうどん」九百円と、「釜揚げうどん」八百五十円の二種類(共に大盛はプラス百円)。ざるは、「太打ち」か「細打ち」を選ぶ。

注文が入ってから打たれたうどんが、ざるの上で美しく輝く。まずは薬味を入れずに鰹節の香り高いつゆにつけて口に運ぶと、唇の当たりが何とも絹のように滑らかで、讃岐うどんの逞しさとは異なる、しなやかなコシが弾む。十回ほど噛んでいると、ほのかな甘い香りだけを残し、消えていく。次に、青葱→揚げ玉→七味→おろし生姜の順につゆに落として食べると、おいしい。

一方「釜揚げうどん」は、温められたことにより、うどん自体の甘みと香りが膨らみ、優しい気分を呼ぶ。

東京都文京区根津2-14-18
電話=03(5815)4675
営業時間=11時半〜14時、17時半〜21時(20時半L.O.)
※日・祝の夜は17時半〜20時
定休日=月曜日
日本のうどん(1)
うどん
はつとみ
クセになる甘みと柔らかさの宮崎うどん

宮崎うどんの店。毎日こね、足踏みし、寝かせ、のばしたうどんは、注文後に十分ほど茹でられる。

まず頼むべきは、「釜あげうどん」六百円。塗の桶に入れられたうどんは、中細で、艶々と輝いている。つけ汁につけて食べれば、何とも唇に優しく、ふわりとして柔らかく、四回ほど噛んだだけで口の中からなくなってしまう。讃岐うどんの強靭なコシとは対極にある柔らかさである。だが、その微かなもっちり加減と、ほのかな甘みはクセになる。さらに濃厚な昆布、鰹節、椎茸の出汁に、甘みを効かせたつゆと、この柔らかいうどんとの相性がとてもいい。薬味は細青葱と大根おろしのみという潔さもよく、残ったつゆは茹で湯で割って飲み干せば、幸せな気分となる。

野菜がたっぷり入った「野菜カレーうどん」は、ややスパイシーで後を引く。生卵を落としてもおいしい。また、豚バラと梅干しを合わせた「梅豚うどん」もおすすめ(共に八百八十円)。

夜は、「塩イカ」「玉子焼き」「天ぷら」「煮ぶた」「牛すじ」といった肴もあり、うどん前に一杯やるのもいい。

東京都文京区関口1-48-5 イシダビル1階
電話=03(3260)9234
営業時間=11時〜15時、17時〜22時半(L.O.)
定休日=日曜日・祝日
日本のうどん(1)
うどん
豚や
黒と白が選べる平打ち極太麺
武蔵野うどんが食べられる希少な店

駅から離れた青梅街道沿いにあるが、連日満席の人気店。二十三区内で武蔵野うどんが食べられる、希少な店。

人気は「豚肉汁うどん」九百円。豚バラと葱を入れた熱い汁に、冷たいうどんをつけて食べる、武蔵野うどんの定番。

麺は黒と白が選べ、ふすま(表皮)も挽き込んだ国内産小麦粉をブレンドした黒と、豪州産小麦粉と国内産小麦粉をブレンドした白。いずれも平打ちで極太。黒は、ゴツッとして、噛みしめると小麦の風味が滲み出る。白は、もっちりとして優しい甘み。

熱々の濃い味のつけ汁は、豚のコク、脂の甘み、醤油と出汁の旨味、イリコの酸味が溶け込んで実に旨い。そこへ極太平打ちのうどんが絡む。ぐっと力を入れて噛みしめるタフなコシ。二十回ほど噛んで、ようやく消えていき、後にほの甘い風味を残す。

麺は普通盛で五百グラムもあるが、コシと濃いつゆとの相性で、女性でも難なく食べ終えてしまう。七百五十グラムで二百円増し、一キロで四百円増し。残ったつゆは、出汁を加えて薄めてもらい、飲むといい。

その他、「豚ねぎ塩ぶっかけ」千円、「豚肉うどん きざみ(油揚げの細切り)入り」千五十円もおすすめ。

東京都杉並区上荻4-19-23
電話=03(6762)7665
営業時間=11時半〜14時半、18時〜20時半
定休日=火曜日・水曜日・祝日
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