味の見聞録

カテゴリ:ホテルランチ
贅沢なホテルランチ(2)
ホテルランチ
アンダーズ タヴァン
日本の食材を使った
洗練されたヨーロッパの地方料理

 昨年、虎ノ門ヒルズにオープンした「アンダーズ 東京」五十一階の「アンダーズ タヴァン」は、バーとラウンジを含み、天井高のガラス窓からは東京の眺めが一望でき、開放感とくつろぎが共になった質の高い居心地が味わえる。

 ランチセットは二種類。前菜三種と主菜(三種から選択)が、木製の洒落た二段重に収められた「ランチボックス」三千二百円。前菜+本日のスープ+主菜(二種から選択)+デザートという構成の「ランチコース」四千二百円。

「ランチコース」一月の前菜は、「アボカドとポテトのサラダ 海老のロースト ニシンの燻製 舞茸」。アボカドクリームで和えたポテトの優しい甘みが心を和ます。
続く本日のスープは、チキンブロスの中でシャンパンの香りがほのかに漂う「シャンパンのスープ」。

 主菜の一つ「リングイネ アーティチョーククリーム ロブスター イクラ」は、アーティチョークとエシャロットによる穏やかな味わいのソースに、ロブスターやイクラがアクセントになっている。

 もう一つの主菜「F1ビーフランプステーキ 温かいビーツのサラダ マスタードドレッシング」は、ミディアムレアに焼かれ、断面は一面ロゼ色に仕上げられたステーキで、肉汁に富み、噛む喜びを与えてくれる。赤と黄色のビーツの付け合せも面白い。

 デザートは、抹茶・ストロベリー・キャラメルの三種のミニエクレアを盛り合わせた、名物「エクレアセレクション」と「季節のフルーツ」から好きなほうを選べる。

東京都港区虎ノ門1-23-4 虎ノ門ヒルズ アンダーズ 東京51階
電話=03(6830)7739
営業時間=[ブレックファースト]6時半〜10時半[ランチ]11時半〜15時[ディナー]18時〜22時
◎ラウンジ&バー 11時〜23時
年中無休 ※消費税と13%のサービス料別途
贅沢なホテルランチ(2)
ホテルランチ
コラージュ 
前田慎也シェフによる
芸術的なモダンフレンチ

「コンラッド東京」二十八階の「コラージュ」は、二階分の高さの天井に、ゆったりと配された客席には煌めく外光が差し込み、眺望を眺めながら、前田慎也シェフによる最先端の刺激的なフランス料理を味わえる。

 平日限定のランチセットは四種類。アミューズ+前菜・主菜・デザートの中から二品を選ぶ「クイック・ランチ」三千六百円。アミューズ+前菜+主菜+デザートの「ビジネス・ランチ」は、前菜は五種、主菜は五種、デザートは四種の中から好きな一皿を選ぶプリフィックススタイルで五千四百円〜。その他、前田シェフの才を堪能する、五皿構成の「テイスティング・ランチコース」七千二百円、七皿構成の「シェフズ・ランチコース」一万千円が用意されている。

 冬のある日の「ビジネス・ランチ」は、アミューズが「馬肉のタルタル」。馬肉の鉄分にあふれた滋味で食欲をあおり、続く料理への期待を高める楽しい皿である。

 前菜に選んだのは、「熟成キジのプレッセ イチゴとピスタチオの饗宴」。薄く切った胸肉とブレゼにした腿肉がミルフィーユ状に重ねられ、キジ肉の優しさと猛々しさの両面が噛みしめるごとに口の中で花開く傑作である。

 主菜は、「真鱈のペルシヤード 具だくさんのスープ仕立て」を選ぶ。シトラス三種でマリネされて加熱された鱈は、しっとりと舌の上で崩れ、甘いエキスを滴らせる。そこには、繊細な加熱具合によって生まれた鱈のエレガントさにうっとりとなる瞬間がある。パン粉とパセリによるペルシヤードの衣のアクセントや、アサリの味が活きたソースも素晴らしい。

 デザートに選んだのは、「タルト・タタン 焦がしリンゴ”温と冷“」。リンゴのコンフィとフィユタージュ(折りパイ)、キャラメルアイスを盛り合わせている。その三者を共に食べればタルト・タタンが口の中で完成する、前田シェフらしい再構築のひと皿。楽しさに満ちたデザートである。

東京都港区東新橋1-9-1 コンラッド東京28階
電話=03(6388)8745(レストラン予約)
営業時間= [ランチ]12時〜14時(火〜日)[ディナー]17時半〜21時(火〜土)
◎祝日月曜ランチ、祝前日の日曜ディナーは営業
定休日=月曜日 ※消費税と13%のサービス料別途
贅沢なホテルランチ(2)
ホテルランチ
ORIGAMI
柔らかな光と水庭に面した店内で
伝統とモダンが織りなす昼食を

「ザ・キャピトルホテル 東急」三階のオールデイダイニング「ORIGAMI」では、庭園の木々を眺めながら、伝統とモダンが織りなす昼食がいただける。

 お値打ちは、前菜またはスープを九種の中から、主菜を[シェフおすすめ料理][魚&肉料理][受け継がれた味][サンドウィッチ]の全二十六種から選べる「ランチプリフィックスコース」三千七百三円〜(一部追加料金もあり)。
例えば、前菜には、表面が香ばしく焼き上げられた「茸のキッシュロレーヌ プティサラダを添えて」はいかがだろう。また、イカ、ムール貝、海老、白身魚、アサリなどが盛り込まれた「シーフードサラダ」(二百六円追加)もいい。

 主菜は、[シェフおすすめ料理]から、クリーミーながら重さはなく優しい滋味に富む「クラムチャウダー」を選ぶのもいいし、[魚&肉料理]から選ぶなら「萬幻豚ロース肉のグリル シャスールソース」(七百二十円追加)がおすすめ。しっとりと柔らかくて甘い萬幻豚が素晴らしく、それをコク深い上品な甘さのソースが持ち上げる。付け合せのマッシュポテトや温野菜も美味。あるいは[受け継がれた味]から、長年ファンに愛される「排骨拉麺」や「インドネシア風フライドライス」、「ハンバーガー」(三百八円追加)などを選ぶこともできる。

 その他、サラダとブイヤベースによる「ブイヤベースセット」二千七百七十七円、一口スープとサラダに、魚料理か肉料理を選ぶ「オリガミセット」二千九百八十二円、サラダ、スープ、デザートが付く「オーストラリア産ドライエイジングビーフコース」五千九十二円や、アラカルトメニューも豊富に揃えられている。

東京都千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急(3階)
電話=03(3503)0872
営業時間=[ブレックファースト]6時半〜10時(L.O.)[ランチ]11時〜14時半(L.O.)[ディナー]18時〜21時半(L.O.)
◎デザート11時〜23時半(L.O.)
年中無休(ホテルの営業に準じ、変更の場合あり)
※ 表記料金は全て消費税・サービス料込み
贅沢なホテルランチ
ホテルランチ
ピャチェーレ
日伊が融合した独創的イタリアン
選りすぐりのワインとともに

「シャングリ・ラ ホテル 東京」二十八階にあるイタリア料理のメインダイニング。高い天井にはベネチアングラスのシャンデリアが下がり、眼下には東京駅や皇居が広がる。アンドレア・フェレーロ総料理長による、クリエイティブかつ日本とイタリアの食材を融合させた料理が、優雅な空間でスマートなサービスのもといただける。

 ランチコースは、前菜ビュッフェに、主菜は魚料理または肉料理を選択し、デザートが付いて三千八百円。その他、アラカルトメニューも充実している。

 ある日のコース、肉料理は「仔豚ロースパンチェッタとブラックペッパークリーム カブのソテー サボイキャベツの漬物 百年熟成のバルサミコビネガー」。ロゼ色に火を入れた仔豚の綺麗な脂の甘みがバルサミコの酸味と出合い、艶を増す。コクのあるクリームソース、熟成乾燥させて味を濃くしたサボイキャベツの付け合せも素晴らしい。

 アラカルトの前菜では「カリフラワーのクスクス タジャスカオリーブオイル レモンの砂糖漬けとクリスピーキヌア」二千百円がいい。カリフラワーのほのかな甘みに、キヌアの塩気、レモンコンフィの酸味が調和して、実に楽しい。

 パスタ料理では「スパゲットーニカルボナーラ 卵黄とクリスピーポークチーク ペコリーノチーズ」二千四百円をおすすめしたい。かなり固めに茹でられたスパゲットーニは、噛むことによって、パンチェッタや黒胡椒の香り、卵黄の甘みと同調し、食べることへの喜びを見出させてくれる。まさに、どこにもないカルボナーラである。

 四百種以上揃う世界各地のワインやシャンパンとともにぜひ。(価格は全て税・サ別)

東京都千代田区丸の内1-8-3 シャングリ・ラ ホテル 東京 28階 
電話=03(6739)7898
営業時間=[朝食]6時半?10時(土日祝6時半?10時半)[ランチ]11時半?14時半(土日祝12時?14時半)[アフタヌーンティー]14時半?16時半(土日祝のみ)[ディナー]18時?22時(日祝18時?21時)
年中無休(ホテルの営業に準じ、変更の場合あり)
贅沢なホテルランチ
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シグネチャー
フランス人シェフによる
極上フレンチをモダンな空間で

「マンダリン オリエンタル 東京」三十七階のフレンチファインダイニング。窓からは外光が降り注ぎ、晴れた日は遠く富士山を望みながら、フランス人ニコラ・ブジェマシェフによる極上フレンチがいただける。

 ランチのプリフィックスコースは、冷前菜・温前菜・主菜・デザートの四皿コース「フィガロ」八千円と、冷前菜または温前菜・主菜・デザートの三皿コース「パリジェン」六千円がある(税・サ別)。

 ある日の「フィガロ」は、まずアミューズが二品。胡瓜や赤ピーマンなどを使った突出しに続き、カボチャのピュレとヨーグルト、削ったショコラ、細く切った生の根セロリとカボチャを合わせた皿が出される。カボチャの甘さとチョコレートの甘み、ヨーグルトの酸味、根セロリの香り、生カボチャの歯触りなど、精妙に計算された調和があって、食欲と脳を刺激する。

 冷前菜は「鶉とリドヴォーのバロティーヌ 酸味を効かせたプルーンのチャツネ 冬のサラダ」。リドヴォーとホウレン草を詰めたバロティーヌの外側を鶉のフォンのゼリーで覆った一皿。鶉の優しい味わいを紡ぎだしていて、とてもおいしい。

 温前菜は「菊芋のヴルーテ イルフロッタン パルメザンチーズのパイを添えて」。トリュフの香りを添えた菊芋のうま味が広がるスープに、メレンゲの浮島とパルミジャーノとビーツで作った細長いパイを添えた皿。メレンゲやパイの対比的な食感のアクセントが面白く、菊芋の滋味に冬への感謝が湧き上がる料理である。

 主菜は魚料理「オマール海老のロティ カリフラワーのムースリーヌ 胡瓜のグラッセ 赤ワインソース」を選ぶ。ロティにしたオマールの甘みを、カリフラワーのムースの優しい甘みと、オマールのビスクと赤ワインで作った濃厚なソースが盛り立てる。添えられた胡瓜のグラッセや薄切りにした生のカリフラワーのアクセントが効いている。

 デザートは「イチゴのデクリネゾン バジルのサブレと冷製コンソメ」。生のイチゴ、イチゴのスープなど変化を楽しめる一皿。

東京都中央区日本橋室町2-1-1 マンダリン オリエンタル 東京37階
電話=0120(806)823
営業時間=[ランチ]11時半?14時半[ディナー]18時?22時
定休日=火曜日(祝日、12月を除く)
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クーカーニョ 
溢れる明るい日差しの中で
プロヴァンス料理を優雅に

「セルリアンタワー東急ホテル」四十階、見事な眺望を誇るフレンチレストラン。ゆったりと席がとられた空間で、東京の街を見下ろしながら優雅に食事ができる。

 ランチコースは、五千四十円から一万二百八十五円まで五コース(土日祝は四コース)。今回ご紹介するおすすめは、シェフの季節のスペシャリテで構成される「セゾンコース」六千六百八十六円(税・サ込)。

 ある日のセゾンコースは、茸のフランとミルクの泡、キノアとトマトという可憐な「アミューズ・ブーシュ」で始まる。

 前菜は、うま味のあるヒラメと鮑の食感のアクセントが楽しい「ヒラメと鮑のタルタルゆず風味 色鮮やかな根菜マリネを添えて」。そして、牛蒡の土の香りとトリュフの妖艶な香りが調和する「温かい牛蒡のポタージュ トリュフ風味のフラン」と続く。

 主菜の魚料理は「鱈のコンフィ インカの目覚めとポワローのエチュベ コキヤージュのエミュルション」。六十度のオリーブの中でコンフィにされた鱈のしっとりとした甘みが舌の上で崩れ、ジャガイモの優しい甘みが滲むソースと出合う。玉葱のロースト、セロリラブのフライといった、付け合せのアクセントも楽しい。

 肉料理は「仔牛フィレ肉のロティ リドヴォーのフリカッセ セロリラブのピュレとともに」。仔牛肉の穏やかな滋味と、ホウレン草に巻かれたリドヴォーの静かな甘みが、皿の上で共演する。 

 デザートは、洋梨のソルベとコンポート、飴細工が組み合わされた「洋梨のコンポートのソルベ シャルロット仕立て」。様々な洋梨の味わいに胸はずむデザートである。

東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル40階 
電話=03(3476)3404
営業時間= [ランチ]11時半?14時(L.O.)[ディナー]17時半?21時(L.O.)
年中無休(ホテルの営業に準じ、変更の場合あり)
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