味の見聞録

カテゴリ:炒飯
炒飯特集(2)
炒飯
Turandot臥龍居
脇屋友詞による
洗練された料理の数々

全国から吟味した食材に敬意を払い、伝統を踏まえながら洗練された料理を創作する名手、脇屋友詞氏の旗艦店。メニューに載る炒飯は五種類。

「五目炒飯」千五百円は、叉焼、葱、玉子、蟹の具材それぞれのうま味が丸くまとまり、米本来の味が生きていて、一口食べた瞬間から穏やかな気分を運ぶ。

「銀もやしと黒酢の皇后炒飯」千六百円は、米粒大に切ったもやしをサッと湯通しし、玉子炒飯と炒め合わせたシンプルな一皿。火を通したもやし独特の青く甘い香りが立ち上り、食べればシャキッと甘く弾ける。酢や上湯のうま味が巧みに使われ、しみじみ美味しい。

「XO醤のチャイナオムライス」千八百円は、XO醤風味の玉子炒飯を、赤パプリカ入り薄焼き玉子で包み、XO醤のソースを添えた料理。玉子の甘み、ご飯の甘み、干し海老の香り、XO醤のうま味などが渾然一体となって舌に広がる、贅沢な味わい。

その他、醤油味の「海鮮炒飯」千八百円、「蟹炒飯」千五百円もいい。

グランドメニューには載っていない炒飯も逸品揃い(要確認)。甜麺醤の甘辛いコクと香りが米一粒一粒にこっくりと絡まった「味噌炒飯」千五百円、自家製芝麻醤を使い、細かく刻んだハスを入れ、最後に胡麻を混ぜた「胡麻の香りいっぱい炒飯」千五百円、細かく切った玉葱と酢漬け生姜が入り、赤酢がケチャップのような甘味と酸味を醸し出している、バラ色の美しい炒飯「淡路の玉葱と赤酢の炒飯」千五百円など。

東京都港区赤坂6-16-10 Y's CROSS ROAD1・2階
電話=03(3568)7190
営業時間=【月〜金】8時〜22時(L.O.)
     【土・日・祝】9時〜22時(L.O.)
定休日=年中無休
※サービス料10%別途
炒飯特集(2)
炒飯
LUCIS GARDEN
絶好の眺望とともに楽しむ
厳選素材を盛り込んだ炒飯

眼下に広がる不忍池・上野公園、その向こうにスカイツリーを望む絶好のロケーションを持ち、外光が気持ち良い店内。

炒飯メニューは四種類。中でも面白いのは、「海鮮入り海老味噌炒飯」千五百七十五円。なにより立ち上る香りが素晴らしい。口に運ぶと、蝦醤の発酵したものだけが持つクセのある香りが漂って食欲を刺激し続け、虜となる。香りは強いが塩気は優しく、味付けた椎茸の優しさがいい味わいを出している。海鮮は、イカ、海老、蟹がごろりと豊富に入れられて、互いの食感が楽しい。

その他、ふわりと香る醤油の香りに心が和む「五目炒飯」千三百六十五円。噛みしめると甘味が滲む叉焼、海老、蟹、葱、椎茸入り。「蟹炒飯」千五百七十五円は、ほぐした蟹身と炒めた炒飯の上に、更に蟹の身が載る。レタスのシャキシャキとした食感の中、蟹の甘い風味が口いっぱいに広がる。

東京都台東区池之端1-4-33 東天紅上野店7階
電話=03(3828)5111
営業時間=11時半〜21時(L.O.)
定休日=年末年始
※サービス料10%別途
炒飯特集(2)
炒飯
南青山Essence
国際薬膳調理師・薮崎友宏氏による
「身体と心を癒す料理」

自然界の変化に応じて生きることが養生に繋がるという薬膳の「天人合一」思想に基づき、“身体と心を癒す料理”を提供する薮崎友宏氏のチャイニーズレストラン。

いくつかある炒飯の中でのお薦めは、「広東風ローストダックと中国たまり醤油の黒炒飯」千二百六十円。自家製の味わい深いローストダックを使った黒い炒飯。見た目は味が濃そうな黒さだが、醤油と米、玉子の味が一つにまとまったまろやかな味。最初に水分を飛ばすことで、醤油を入れてもべとつかず、パラリと炒められている。その中で噛みしめるローストダックの美味しいこと。クセになる一皿である。

その他、トマト、パプリカ、ズッキーニ、レタスと叉焼、海老、干し貝柱、玉子などが入った八目ならぬ「野菜たっぷりの五目玉子炒飯」千二百六十円、ハムユイ(塩漬け発酵魚)の香りが効いた「ハムユイと鶏肉とレタスの炒飯」千三百七十円もお薦め。

東京都港区南青山3-8-2 サンブリッジ青山1階
電話=03(6805)3905
営業時間=【月〜金】11時半〜16時(L.O.)
          18時〜23時(L.O.)
   【土・日・祝】11時〜21時半(L.O.)
定休日=不定休
※夜はチャージ料一人500円別途
炒飯特集(2)
炒飯
聘珍樓
食べ進むごとにうま味が積もる
十二種類の多彩な味わい

山王パークタワー二十七階。眼下に広がる光景を眺めながら、優雅に食事を楽しめる。メニューに載る炒飯は十二種類。

叉焼と芝海老が入った「廣州炒飯」千五百七十円は、なにより叉焼が美味しく、その甘い香りと滋味が炒飯の味を決めている。

「和牛の香り焼炒飯」二千八百三十円は、シンプルな炒飯の上に上質な牛ミニッツステーキを載せた一皿。牛肉に味付けた甘辛いソースがご飯にも染みて旨く、軟らかな牛肉の香りと渾然一体となって食欲を煽る。

「揚げ貝柱と金華ハムの炒飯」二千六百二十円は、卵白で炒めた炒飯に、揚げた帆立貝柱、干し貝柱、金華ハム、アスパラガスを合わせたもの。サクサクと香ばしい揚げ干し貝柱と濃密な金華ハムの重層的なうま味が食べ進むごとに積もり、コクと甘みが凝縮された揚げ帆立が印象を深めている。

「特上海鮮入り炒飯」三千四十円は、カシューナッツ、玉子、干し貝柱入りの炒飯に、揚げたイカ、海老、帆立、蟹を豪華に載せた料理。見事に火が通された海鮮類の甘みを噛みしめれば、贅沢なひと時を味わえる。

「鮑魚鶏粒炒飯」三千四百六十円は、鮑と鶏の角切りを入れて炒めた炒飯に、干し鮑の戻し汁を混ぜ込んだ一皿。鮑の様々なうま味が重なり、どんどんのめり込んでいくような奥深い滋味がある。要望により、陶板に載せて提供してくれる「鮑汁鶏粒撈飯」もあり、立ち上る香りに陶然となるは必至。

その他、干し貝柱、鶏肉、海老の餡をかけた「福建炒飯」二千二百円や、「ウニと蟹肉入り炒飯」三千七百八十円もお薦め。

東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー27階
電話=03(3593)7322
営業時間=【平日】11時半〜14時半、17時半〜22時
     【土】12時〜15時、17時〜22時
定休日=日曜日・祝日
炒飯特集(1)
炒飯
赤坂維新號
青海苔の香ばしさが食欲くすぐる
逸品「海老海苔焼きめし」

ご存じ、赤坂にて静かに佇む老舗格の名店である。

夜のアラカルトメニューに載る炒飯は、「揚州炒飯(五目焼きめし)」千五百七十五円、「蟹肉炒飯(蟹肉焼きめし)」千八百九十円、「蝦仁苔条炒飯(海老海苔焼きめし)」二千百円の三種類。

なかでも、この店ならではの逸品が「海老海苔焼きめし」。海老と青海苔を炒め合わせた一皿で、パラリと炒められた炒飯を口に運べば、まず青海苔の香ばしさが香って食欲をくすぐる。噛みしめれば、卵の優しい甘み、ご飯の甘み、海老のプリッとした楽しい食感とほの甘さ、グリーンピースの青々しい香りと、次々に広がっていく。青海苔の香ばしさに魅かれてレンゲを運ぶ手が加速し、一気に食べてしまうは必至。油のコクがありながらも、一切油っぽさを感じないのも見事。

蟹の風味に富む「蟹肉焼きめし」も魅力だが、青海苔を加えて「蟹海苔焼きめし」にしてもらうことも可能。またメニューにはないが、「高菜炒飯」、「レタス蟹炒飯」など、好みで色々作ってもらうことも出来る。

東京都千代田区紀尾井町1-11
電話=03(3261)2213
営業時間=11時半〜21時45分(日・祝 〜21時)
定休日=年中無休
炒飯特集(1)
炒飯
赤坂璃宮
名物「叉焼とネギの炒飯」ほか
個性が光る六種の味わい

まずは、名物「叉焼とネギの炒飯」千七百八十五円。ハラリと炒められた米はしっかり焼かれて香ばしく、一口食べた瞬間に笑みがこぼれる。そこへ、この道四十年以上という焼き物師が焼き上げた、叉焼の香ばしさと甘みが炒飯の味わいを深め、細かく同寸に切った海老、アスパラガス、ネギなどの具材がアクセントを加えている。さらに、隠し味の醤油と上湯が全体の味を持ち上げ、噛みしめるたびに惚れ惚れとしたうま味がつのる。 「極上スープかけ特製炒飯」二千五百二十円は、干し貝柱、ネギ、卵のシンプル炒飯に、贅沢な上湯(老鶏、豚赤身肉などによる上等なスープ)を添えた料理。まずは、そのままで食べ、次に、小椀に入れてスープを注ぎ、茶漬け状態で食べる。米の甘み、具の食感、スープの滋味が渾然一体となった、幸せな時を呼ぶ。

「干し貝柱と卵白の炒飯」千八百九十円。干し貝柱のうま味と卵白の優しい食感が混じり合い、素朴ながらも温かい味わい。

「福建式あんかけ炒飯」二千百円は、賽の目に切った、叉焼、焼きアヒル、椎茸、筍、アスパラを、スープと干し貝柱、生姜、ネギ、卵で味付けしたあんがかかる。

「牛挽き肉炒飯」千七百八十五円は、牛挽き肉とレタスを、中国醤油、オイスターソース、ガンランツァイ(オリーブなどの調味料)で味付けした炒飯。挽き肉に各種調味料が重なり合った重層的なうま味と、対比するレタスの爽やかな食感がおいしい。

「塩干し魚とレタスの炒飯」千七百八十五円は、ハムユイ(塩漬け発酵魚)の練れた強い塩気と発酵臭がクセになる炒飯。

東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー2階・3階
電話=03(5570)9323
営業時間=[月〜金]11時半〜14時半(L.O.)
          17時〜22時(L.O.)
     [土・日・祝]11時半〜16時(L.O.)
            16時〜20時半(L.O.)
定休日=年中無休(年末年始除く)
炒飯特集(1)
炒飯
日本橋よし町
ほのぼのとした気分を呼ぶ
懐かしく優しい味わい

銀座にあって日本橋を名乗るは、かつて日本橋は人形町芳町(現・人形町)にあった「大勝軒総本店」閉店後、その料理長が開店した人形町「大勝軒」の味を受け継いでいることに由来する。料理はいずれも、古き良き中国料理の味とスタイルが生きている。

和風の丼に入れて出される「炒飯」千円は、醤油味が程良く効いた懐かしい味わい。卵の優しい甘みと米の味が生きて、しみじみとおいしい。大きめに切られた、店の名物でもある叉焼は噛みしめる喜びがあり、グリーンピースもほの甘い。

「蟹炒飯」千四百円は、米と蟹が一緒に炒められている炒飯の上に、さらに蟹の身が二本乗っている。優しい味わいの中に蟹の風味が溶け込んで、ほのぼのとした気分を呼ぶ。

添えられているのは、水菜が入った澄んだ鶏のスープ。小椀が蓋付きなのも粋。大人の品格が漂う、日本の中華である。そのほか、「焼売」六百円、「叉焼麺」千百円もおすすめ。

東京都中央区銀座8-4-21 保坂ビル地下1階
電話=03(3573)0557
営業時間=11時半〜13時半(L.O.)、16時半〜20時(L.O.)
定休日=日曜日・祝日
炒飯特集(1)
炒飯
萬来園
一粒一粒がもっちり甘い
心に染みる米の旨さ

親子三人で営む、カウンター十席の中国料理店。

夜は、全国から吟味した食材を駆使し、親父さんが変幻自在に調理する高級中国料理店となり、多くの食通を魅了する。

一方、昼は息子さんがシェフを務め、都内一流中国料理店や北京で修業した腕で、各種料理を作る。メニューは、湯麺や焼きそば、中華丼をはじめとするご飯類など多彩だが、客の九割が炒飯を頼むという。(注:これらは昼のみ食べられる)

巧みな鍋のさばき、見事な調味料使いで作られる「五目炒飯」は八百五十円。具は叉焼、卵、ネギなどいたってシンプルながら、一口食べると、米がハラハラと綿毛のように口の中で踊る。まずその香りに、食欲を鷲掴みにされるは必至。食べ進むと、ハラリと炒められながらも、一粒一粒がもっちり甘い米に、思わず笑みがこぼれる。いつまでも噛みしめていたくなるが、その旨さにレンゲを口に運ぶ速度が加速して一気呵成、瞬く間に皿は空っぽとなる。

いったん揚げた海老と米を炒め合わせた、両者の食感の対比が楽しい「海老炒飯」千円もおすすめ。

東京都品川区東大井5-6-8
電話=03(3450)5667
営業時間=12時〜12時45分(L.O.)※夜は予約のみ
定休日=水曜日・日曜日
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