味のパトロール<読者情報>

岩永麻理子さん 主婦

料理もお酒もサービスも大満足
リピート必至の心地いい店

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 「人が好きで肉が好き」をポリシーとして数々の人気店を展開するセレソングループの原点である神田の名店「好ちゃん」を譲り受け、今年二月にご主人が脱サラしてオープンした「焼肉・塩ホルモン 三ちゃん」。オープン日はご主人のお父様の誕生日であり、なおかつお父様の名前を店名にしたとのこと。とても親孝行のご主人である。

 神田駅南口から商店街を経て外堀通りを越え、百五十メートルほど直進した先にある大きな提灯が店の目印で、駅からは徒歩約五分。神田という立地によく合う、いわゆる昔ながらの庶民的なホルモン焼き屋といった空間である。そこがまた気取りがなく落ち着く。煙を吸い込む吸気ダクトが各席に配備されているのだが、店の計らいで大きなビニール袋を配布してくれるので匂いがつきたくないものはその中へ。

 塩ホルモン屋というが、前菜から素晴らしい。

 茹で豚は、トロトロの脂と、添えてあるタレがキムチベースの他にはない美味しさで酒が進む。他にも、野菜のメニューがこれもまたうまい味付けをしており、その中でもピーナッツもやしのナムル、春菊バクダンはオリジナリティーにあふれ、野菜嫌いでも箸が進むこと間違いない。

 メインの焼き物は、全てが品質といいカットの仕方といい安心するものである。厳選された和牛の赤身を仕入れているので、希少部位ももちろん美味しいが、おすすめは新鮮なホルモンで、食べれば肉質の高さがすぐにわかる。繊細な味付けでホルモンが苦手な人でも楽しめるほどのハイレベルである。

 一品料理もホルモン屋らしからぬイタリアン調のメニューが何品かあり、いずれも見事。

 締めは三ちゃん名物の旨辛テールスープちゃんぽん。麺は硬め、スープは程よい辛さでお腹いっぱいでもペロリと進んでしまう美味しさだ。
 全ての料理にオリジナリティーがあり目移りしてしまうメニュー展開になっているので、何度もリピートする人が多いのもわかる。

 そして、お酒のバリエーションも多いので飲み過ぎに注意である。

 何を頼んでも美味しく大満足だが、何よりスタッフのサービスが気持ち良い。みんなでワイワイとお酒を飲むのもよし、家族で楽しむのもよし、一人でふらっとカウンターで食べるもよし。とても良い雰囲気で過ごせる店である。

焼肉・塩ホルモン 三ちゃん
東京都千代田区内神田1-11-10 コハラビル地下1階
TEL 03(5280)6188

岡江久美子さん 女優

NYで人気のチョップドサラダ
日本一号店オープン

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 ニューヨークで流行りのチョップドサラダをご存知ですか? 野菜、肉、豆などを刻み、スプーンで食べるサラダで、ヘルシーなのに食べごたえもあり、副菜ではなく一つのメインディッシュとしてブームを呼んでいます。

 私は料理をすることが好きで、栄養バランスにも気を付けていますが、撮影の仕事などでお弁当が続くと、野菜のミネラルや酵素、タンパク質が不足しているなあと感じてしまいます。そんなときに出会ったのが、「CHOPPED SALAD DAYS(チョップド・サラダ・デイズ)」。二子玉川ライズ・ショッピングセンターにある、チョップドサラダとブリート(小麦粉で作られたトルティーヤに具材を乗せて巻いたもの)の専門店です。

 お店に入ると、カウンターに並べられた食材の多さに驚かされます。三十種類以上あり、「どうやって頼めばいいの?」と初めは迷いましたが、店員さんが親切に説明してくれるので、安心して注文できます。「この組み合わせが美味しいと思って考えた私たちのオリジナルメニューです」と勧めてくれた、十種類の定番サラダの中で私が特に好きなのが「ポケ・ボウル」と「スパイシー・コリアンダー」です。 ポケ・ボウルは、刺身を調味料に漬けたハワイの郷土料理「ポケ」を使ったサラダ。五穀米が入っているので腹持ちが良く、練りごまベースのドレッシングが食欲を引き立てます。スパイシー・コリアンダーは、たっぷりのパクチーやチキンにグリーンカレー風味のピリッとしたドレッシングが癖になります。店内で調理しているグリルドチキンは香ばしく、脂身の少ない胸肉なのでヘルシーにタンパク質をとることができます。

 最近では注文にも慣れ、その日の気分で具材を追加したり、ドレッシングを変えてみたり、私のお気に入りの味を見つけることが楽しみの一つです。野菜と果物の栄養価を崩さないよう低速のジューサーで作られた、コールドプレスジュースと一緒にいただいています。

 店員さんが専用のカッターを使って目の前でチョップしてくれる様子は見ているだけでも楽しく、斬新なスタイルにすっかり虜になってしまいました。出来上がったサラダはお持ち帰り、またはイートインスペースも利用できます。

 野菜の美味しさを実感できる「チョップド・サラダ・デイズ」。ぜひ、皆さんもお気に入りの一品を見つけてみてください。

CHOPPED SALAD DAYS
東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズ・ショッピングセンター ステーションマーケット1階
TEL 03(6805)7507

小林弘尚さん 麻布十番 「フロマージュカフェ・フェルミエ」 統括責任者

日本で一番
星(シンガポール?)に近い店

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 まさに裏通りの隠れ家。にもかかわらず毎日多くのお客さんで賑わっている。六本木ヒルズの近く、ひっそりした裏道にぼんやり浮かぶ店の灯りは幻想的でさえある。鬱蒼とした植栽に覆われた門を通り、テラス席を横目に店に入る。店内は白を基調にしたコロニアル調のモダンな作り。天井が低くこぢんまりした空間は穴蔵的な雰囲気が漂うが、不思議と圧迫感は感じない。漁船のランプのような巨大な電球からの程よい暗さが心地いい。

 ここは都内でも数少ないシンガポール料理のレストラン。看板メニューは店名にもなっている「海南鶏飯(シンガポールチキンライス)」。オーナーの中西君は大学の後輩だ。「開店は二〇〇三年五月。開店当時は、シンガポール料理の文化はまだまだ日本ではマイナーな存在で、毎日閑古鳥が鳴いていました。しかしここ数年アジアビジネスの中心地として、そして世界的な観光地としてのシンガポールがメディアで取り上げられる機会が多くなり、お客様もかなり増えました」とのこと。

 さてその看板メニューの「海南鶏飯」とはなんぞや? 茹でた鶏肉、そしてその茹で汁で炊いた米飯を共に皿に盛り付けた、(マレーシアやシンガポール、タイなどの)東南アジア周辺地域で非常に一般的な庶民の定食。特にシンガポールでは「国民食」と呼ばれるほどの人気がある。ここ海南鶏飯食堂でもスプーンで心地よく切れるくらい柔らかく茹で上がった鶏はプルプルジューシー。茹で汁で炊いたジャスミンライスも香りが良く鶏とこのご飯だけでも十分! というくらい食欲炸裂なのだが、濃甘醤油、生姜、チリの三種類のソースを好みで混ぜながら足すと、もうスプーンが止まらない! いつも食べ終わりは満腹で後悔する、まるであの「ラーメン二郎」のような魔性の料理である。平日のランチはこの海南鶏飯とカレーの二品のみを提供。ライスとソースはおかわり自由なので近隣の多国籍金融系会社員たちの胃袋を満たす。

 シンガポールは中国、マレー、インドなどアジア諸国の移民文化が混ざり合う国なので、その多様な食文化を反映した夜のメニューには、世界的に人気の高いマレーのココナッツヌードル「ラクサ」、観光客に人気の高いチリクラブ、ペッパークラブやスペアリブ薬膳スープ「肉骨茶(バクテー)」など魅惑のメニューが並ぶ。

 週末は予約でほぼ満席になるので、事前に予約されることをお薦めする。

海南鶏飯食堂(ハイナンジーファンショクドウ)
海南鶏飯食堂 麻布十番本店
東京都港区六本木6-11-16 中銀マンシオン裏手
TEL 03(5474)3200